過去ログ - ウルトラマン「君の力を貸してくれ……」 男「わかった」
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5: ◆jLSmy.5Ngk[saga]
2014/09/12(金) 23:54:08.41 ID:4eS8C7Fho

普通なら、重力の無いこの空間においては、慣性の法則に従い破片は永遠に宇宙を四散しつづけるはずだった。

だが、それぞれの破片は意志を持つかのように、再びある一点に向かって動き出した。

ガクガクと不規則な動きであったが、その速度は崩壊前と変わらず

安堵したかのように静止していた青白い星も、慌てたように再び加速する。

みるみる大きくなっていく青い光点だったものは、一つの惑星であった。

赤い星であった数個の破片は、そのどれもが迷う事無く惑星に飛び込んでいく。

大気との摩擦でさらに赤みを増す破片たちは、一つの光源となり惑星を照らしている。


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