過去ログ - 草加雅人「アイちゃん虐待も、乾巧って奴の仕業なんだ」(グロ注意)
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14: ◆I8wqPLe//o[saga]
2014/09/13(土) 00:40:58.47 ID:m4MKaQmH0
「はぁ・・・。こんな事になるとは、ガッカリです・・・」
どこからか、いきなり亜久里が現れた。その突然の来訪にアイちゃんを含む全員が驚く。
その声は、アイちゃんがこれまで聞いた亜久里の声の中で、もっとも冷たい響きを放っていた。
「私はちゃんといい子にしてるよう言ったはずです。それなのに、こんなにご迷惑をおかけするとは・・・」
落胆の意を伝える。
「きゅぴ・・・、あいちゃんじゃない。あいちゃんいいこ・・・・」
「しばらく反省なさい・・・!ちゃんと頭を冷やし、悪い事をしたと分かったら、私のところまで戻ってきてください・・・!」
亜久里は失望していた。
自らのパートナーであり、血を分けた妹とも言える赤子がここまでの悪事を行なうとは予想外だった。
アイちゃんはふたりの少女を見つめる。いずれも自分を疑い、蔑むような目付きをしていた。
こうなったら、二人とも魔法で洗脳するしかない。
「きゅぴらっ・・・」
力むように動いて魔法を唱えようとした瞬間、何処からか鋭利な刃が飛んできて、その唇を切った。
驚いてアイちゃんは振り返る。その剃刀はいつのまにか雅人の仕掛けたものだった。
「あ、そうそう。魔法は使えないようにしておきます。これ以上、ほかの方々に迷惑をかけてはいけませんからね」
赤子が魔法を使うタイミングを逃した瞬間、亜久里はピンク色の機器・マジカルラブリーパッドを操作し、パートナー妖精に封印を施す。ハートが描かれた前掛けが全て黒く染まってしまった。
それは、彼女の魔法が使えなくなった証だった。
「きゅ、きゅぴぃ・・・」
二人の愛すべき少女に散々怒鳴られたアイちゃんは、悲しげな表情で部屋を出て行く。
その様子を、二階の窓から雅人は見ていた。端正な顔を醜く歪ませて、彼は声を押し殺し笑っていた。


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