過去ログ - 草加雅人「アイちゃん虐待も、乾巧って奴の仕業なんだ」(グロ注意)
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3: ◆I8wqPLe//o[saga]
2014/09/13(土) 00:08:54.97 ID:m4MKaQmH0
「あぁ〜っ!! かわいいっっ!!」
その赤子を見て、クリーニング店の住み込みの店員・真理が言った。
「この子はアイちゃんといいます。
ちょっと空を飛んだり、魔法を使ったりしますが、とてもおとなしくていい子ですので、お願いしても構いませんか?」
「いいよ亜久里ちゃん。常連さんにはサービスしちゃうから! ドンと、任せといてよ!」
胸を叩き、啓太郎は頼みごとを快く引き受けた。
「やめとけやめとけ、めんどくせーし」
そこに、気怠そうな顔をした青年・薄汚いオルフェノクの乾巧が突然現れた。
「おい啓太郎。お前また厄介事引き受けんのかよ・・・」
彼としては、内心あまりにも簡単に引き受けるお人好しの啓太郎を心配していた。
だが、そんな巧の気持ちを知ってか知らずか、真理が噛み付く。
「ちょっと! 厄介事ってなによ。失礼でしょ巧!? ねぇ草加くん?」
「そのとおりだ・・・。君はこんなかわいい赤ん坊の面倒もろくに見れないのかなぁ・・・?」
少女が巧を叱る。それに便乗し、草加と呼ばれた美青年も横から突然現れ、嫌味ったらしく言い放つ。
「ったく。まぁ別にいいけど。俺は面倒見ねぇからな・・・」
二人に反論されてなんとなく居づらくなった巧は、捨て台詞を吐いて自分の部屋へと去った。
「あ、あんなこと言ってるけど、たっくんホントは面倒見いいから・・・」冷や汗をかき、啓太郎がフォローする。
「それでは、申し訳ございませんが明後日の午後三時まで、よろしくお願い致します」
と亜久里は丁寧に頭を下げ、菊地クリーニング店を去っていった。
ふと、何かに気付き、啓太郎に預けられた赤ん坊に向き直り言う。
「アイちゃん。くれぐれもご迷惑をかけてはなりませんよ。魔法でイタズラも、めっ。です」
「きゅぴ! あぐり、いっちぇらっちゃあぁいぃ!」
啓太郎の腕に抱かれながら、アイちゃんは手を振った。


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