過去ログ - 草加雅人「アイちゃん虐待も、乾巧って奴の仕業なんだ」(グロ注意)
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32: ◆I8wqPLe//o[saga]
2014/09/15(月) 10:06:12.01 ID:hgPv/j9S0
エピローグ


雅人は追いかけられていた。超高速マシン・ジェットスライガーに乗って、逃亡していた。
先日真理に乱暴したことが発覚し、怒り狂った巧に追いかけられていたのだ。
「ここまで来れば・・・、大丈夫かな?」雅人は、ややスピードを緩めた。
とそこに、「うわぁぁぁぁ!」と情けない悲鳴をあげながらメガネをかけた男がジェットスライガーの眼前に飛び乗ってきた。
それはセンチピードオルフェノクこと琢磨くんだった。
「ばっ、バカがっ!降りろっ!!」
「お、お、お、お願いします助けてください!!」
琢磨の、ジェットスライガーの後ろにはドラゴンオルフェノクが悠々と歩いてきた。
「たくまくん・・・、おにごっこはもうおわりにしよう・・・? あきちゃった・・・」
突然の敵に驚き、雅人はマシンのコントロールを誤った。
気が付くと、目の前には最強形態・ブラスターフォームに強化変身していたファイズがいた。
巨大な銃・ファイズブラスターを構え、雅人に狙いを定めていた。
「や、やめろ乾ぃぃぃっ!!」
「うわぁぁっぁぁぁぁぁっっ!!」
だが、方向転換をしようにもジェットスライガーはもう止められない。ふたりは悲鳴を上げながらファイズの元へと突っ込んだ。
ファイズはなんの慈悲も与えることなく、無感情に『Enter』ボタンを押し、引き金を下ろした。
ファイズブラスターに金環状の超高密度のエネルギーが形成され、その直後にジェットスライガーに向けて、赤い光弾が放たれた。
『Exceed Charge…』
「はぁぁぁっ!!」
それは、あまりに一瞬の出来事だった。
雅人と琢磨は、ファイズブラスターの号砲にジェットスライガーごと吹き飛ばされた。高速マシンは超エネルギーに耐え切れず、辺り一体に爆風と破片を撒き散らしたのだ。
雅人と琢磨は、火ダルマに包まれて爆死したのだった。その悲鳴は爆音にかき消され、誰の耳にも聞こえることはなかった。
「・・・あ〜あ、たくまくんがしんじゃった・・・」
ドラゴンオルフェノクはおもちゃをなくしたことにがっかりし、少し残念そうにつぶやいた。
そのまま、燃え盛る火の山と化したドラム缶の煙が天に上ってゆくさまを見つめていた。
それは、雅人と琢磨を天国へ連れてゆく階段のようだった。


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