過去ログ - 【ジョジョ×】デート・ア・ライブ クロス 吸血鬼リザレクション【デトアラ】
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]
2015/04/26(日) 19:50:45.88 ID:Q7bjAsDF0
???〜〜〜
DIO(……フン、皮肉なものだ。俺はジョースターの血統に敗れ、無意識のうちに発動させた『世界』の隠された力で逃げたのだ)
DIO(つまりは……恐怖し、臆したが故に、逃げ、生き延びた今があるのだ。今の俺が存在しているのだ)
DIO「――それが許せんッ!!」バンッ!
DIO「このDIOとあろう者がッ!」ガシャァァンッ!!
DIO「あろうことか背中を向けて逃げだしていたのだッ!!」
DIO(――こうなったのも全てはジョータローのせいだ、いや、ことごとく我が道の行く手を阻んでくるジョースターのせいだッ)
DIO「――ッ」ドドドドドドドドドドドドド……
狂三「あらあら、そんなに恐ろしいお顔をしていては、折角の色気が台無しですわよ?」クスクス
DIO「……狂三か」
狂三「やっと発音が整って参りましたわね、まあ、最近は四六時中行動を共にしてますし以前よりは私の名を呼ぶ機会が増えたのだから当然といえば当然ですけれど」
DIO「しばらく一人にしてくれと言ったはずだが?」
狂三「ふふ、そんなことも言っていたような言っていなかったような」
DIO「フン。まあ良いだろう」
狂三「――それで、当面の予定は決まりましたの?」
DIO「勿論だ。そして目標達成後の計画もすでにできている、計算済みよ」
狂三「ならよろしいのですが」
DIO「なんだ、俺の計画は不安か? それとも懸念すべき点があるとでもいうのか?」
狂三「ええ、まあ――ですがあまり気にする必要はないでしょう」
DIO「そうか」
DIO(狂三を支配下においたのはいいが、今一思考が読み取れん。凄絶に笑んでみせたりはするが、時折ふと表情に影が差す。まるで一瞬我に戻るようなそんな仕草をするのだ)
狂三「では、わたくしもまだ別件が片付いていないので別行動をとりますわ」
DIO「……」
狂三「万が一の連絡手段として、『わたくし』をおいていきますのでご安心を」
DIO「ああ」
狂三「では御機嫌よう、“DIO様”」スッ――
DIO「――いったか」
狂三『――その様ですわね』
DIO「相変わらず本物と見分けがつかないな。ほかのお前の様な分身が俺の支配に背いていたらと思うと少しゾッとするよ」
狂三『あらあら、それはまたどうしてですのかしら?』クスクス
DIO「見分けられないという最大の強みを活かし、裏で暗躍しているなら――いや、なにもない、忘れろ」
狂三「ふふふ……」
DIO(もし、もしもだ。俺が支配した狂三が、その前の状態の分身体と入れ替わっているなら……)
DIO(いや――まさか、な)
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