12: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:20:29.95 ID:L+7u/Q1o0
「だから、結局、損をするのは隠していた側なんですよ。偽装問題とか、これまで散々あったじゃないですか。そういった前人からの教訓を全く生かしてないんですよ、ネルフは」
「…………」
「…………」
「今からでも遅くはないですから、ここで一般にも情報を開示して、今、こんな状態ですっていうのを堂々と見せるべきなんです。僕はそう思います」
「…………」
「…………」
「葛城さんはこの意見について、どう思いますか? 正しいと思いませんか?」
「あ、えっと……」
ミサトは言い淀みを見せた。無理もない事だったし、青葉の頭には毛が一本もなかった。
えっと……どうしたものかしら……。髪の毛についての話じゃないわよね、これ……。
ミサトがそれについて質問するか黙っておくかで真剣に悩んでいると、横のマヤが突然吹き出した。
マヤは笑いを必死でこらえながら手で入り口近くを指差していた。
そこにはロン毛のリツコがいた。
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