6: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/09/14(日) 08:11:16.33 ID:L+7u/Q1o0
シンジにとっての春はもちろんレイにとっての春でもあり、二人は自転車の空気入れでシュコシュコと勢いよく風船を膨らませるかの如く、期待と夢を大きく膨らませ、特にシンジは股間も大きく膨らませていた。
「えと……じゃあ、あの……近い内に行くから……//」
「ええ」コクッ
「あの、綾波……。えっと、その……// ……ムチとかローソクとかも持っていっていい……?//」ドキドキ
何でシンジがそんな物を持ってきたがるのかよくわからなかったが、特に断る理由もなかったので、レイは「ええ」とあっさり承諾した。
シンジは歓喜して勃起した。
そんな二人のやり取りは、実はアスカ、マリ、カヲルの三名ともに盗み聞きされていた。
この三人は更衣室のドアにぴったりと耳をくっつけたまま事の成り行きをさっきからずっとうかがっていたのである。
「姫ー」ヒソヒソ
「な、何よ」ヒソヒソ
「これは、ちょっとヤバイんじゃあないのお?」ヒソヒソ
ニヤニヤしながらマリが尋ねた。
「そんな訳ないでしょ」とアスカは答えたが、顔はそうは言っておらず、不安を隠しきれていない。
「ワンコ君、取られちゃうよ?」ヒソヒソ
「べ、別にシンジがエコヒイキとくっつこうが、アタシには関係ないじゃない」ヒソヒソ
「へえ……」
マリは一つうなずいただけで、あえてそれ以上は何も言わなかった。これ以上言うと、逆効果になりそうな予感がしたのである。
その逆に、カヲルは男子更衣室の中で一人、とても興奮していた。
「嗚呼、遂にこの時が来てしまったんだね……!」
カヲルは熱い吐息を吐きながら、切なそうな、嬉しそうな声を出し、早速ネットで望遠鏡と一眼レフとナイトスコープを注文した。
覗く気満々だった。
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