過去ログ - 女「貴方が伝説の破壊者(クラッシュマン)?」男「何その呼び方ちうに臭い」
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1:ちうにびょう[saga]
2014/09/14(日) 17:01:27.06 ID:XerZkirr0
女「巷ではこう言われてるらしいよ、貴方。えっと……本名は男、だっけ」

男「初めまして。出会った瞬間に人を爆弾魔みたいにいいやがった人」

女「なにそれ、ボンバーマンのこと? ……私は、どっちかといえばロックマンを連想するけど」

男「ロックマンは初代しか認めん。エグゼもだ。……流星は検討してもいい」

女「どうでもいいでしょ、こんな会話」

男「そうだね。何だかグダグダ展開に走りそうだしここらで止めておこうか」

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2:ちうにびょう[saga]
2014/09/14(日) 17:04:37.16 ID:XerZkirr0
女「それと、私は女。一々ボンバーマンとかどうとか言わないこと」

男「あ、そう。別に、君が初めから言ってくれれば良かったのに」

女「…………そんな時間、ある訳無い」ボソッ
以下略



3:ちうにびょう[saga]
2014/09/14(日) 17:17:59.50 ID:XerZkirr0
女「……都市伝説の一つとして、『クラッシュマン』と呼ばれる存在があるわ。名の由来としては、人外じみた驚異的な運動能力を持ち、一瞬にして物を壊す、というものから出ているわ。
 ……質問する。貴方は、それ? 或いは、それの関係者?」

男「……それでありながら、それの関係者、みたいなもの、かな」

以下略



4:ちうにびょう[saga]
2014/09/14(日) 17:23:09.32 ID:XerZkirr0
女「このヨーロッパの事件はぱっと終わったけど、それを境に、後に各地で同じような不可解な事件が多発している。公に出ることはなかったけれど、それでも結構な頻度であったとされている。
 ……余程の聖職者や、伝説と謳われる程の魔法使いは、死後冥界・天界に行くことはなく、輪廻転生を行う事が可能だと、ヨーロッパのとある錬金術師の日記に記載されていたわ。そこで、私はある仮説を見出した」

男「うん。……それは?」

以下略



5:ちうにびょう[saga]
2014/09/14(日) 17:27:52.81 ID:XerZkirr0
男「…………さぁね、忘れちゃったよ。何せ、何度も何度も死んで生まれてを繰り返したからね。覚えようとは思わなかったし、そもそも覚えたところで何になるって言うんだ」

女「具体的に言わなくてもいいわ。約いくらよ」

男「……確か、百ちょっととかじゃ無かったかな。二百は行ってなかったと思うよ。百五十、いや百四十代だったか? ……まあ、そんなものかな」
以下略



6:ちうにびょう[saga]
2014/09/14(日) 17:32:44.63 ID:XerZkirr0
男「それで? 僕がそれだからって、何が関係するんだ?」

女「……ねえ、貴方、依頼とか受けてくれたりする……?」

男「んー……勉強でも教えて欲しいの? まあこれでも頭は結構いいほうだk――」
以下略



7:場所を書くの忘れてた。現在路地裏[saga]
2014/09/14(日) 17:46:05.40 ID:XerZkirr0
女「……私の、お父さんなんだけど」

男「うん。なんで?」

女「……私に、酷いこと、する、から」
以下略



8:長文ごみん[saga]
2014/09/14(日) 17:52:31.63 ID:XerZkirr0
――――喫茶店

男「お金、ある? ないなら、僕が出すけど」

女「……別に、いい」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 17:59:44.01 ID:XerZkirr0
男「クイッククイック……ダメか、くそぅ……」カチカチ

女(っていうか、他人といるのによくゲームできるなこの人)

男「…………おりゃっ。……ダメか」カチカチ
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 18:16:00.38 ID:XerZkirr0
男「……口直しに質問していい? ……どうして君は僕にそいつを殺させたいの?」

女「え……」

男「ただ殺したいだけなら君が包丁を持つだけでできるよ。……いや、爪を伸ばすだけで十分だったね。あれで頚動脈を切れば一瞬だよ」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 18:26:34.68 ID:XerZkirr0
女「………………………っ!!」

男「それは肯定? だろうね。だって、僕はカウンセリングだったらかなりいい方の人間だもの」

女「……うそだ」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 18:31:42.80 ID:XerZkirr0
女「いや、だって……」

男「殺人鬼っていうのは、殺人を嗜好するから殺人鬼なんだろう? ……まあ世間一般では殺戮マシンの事を言うみたいだけどさ」

女「……そう、なの、かな……?」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 18:41:00.37 ID:XerZkirr0
男「つまり、言うならば後悔趣向。何であんな事をしたんだろう、何で殺してしまったんだろう、何で自分はそんなことを、何で自分は生きているんだ。
 そんな思いが脳内を循環する。そんな思考で頭がいっぱいになる。――――その瞬間が、途轍もなく僕には快感なんだ」

女「……は、はあ」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 18:43:00.32 ID:XerZkirr0
女「…………貴方は、狂っている」

男「そうだね」

女「……貴方は、見境なしの獣だ」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 18:53:05.19 ID:XerZkirr0
女「貴方の言っていることはおかしくはない。なんということもないただの異常者だ」

男「そうだろうね」

女「……けど、それは仮初で、貴方は、貴方自身は異常でもなければ狂ってすらいない」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/14(日) 21:11:59.32 ID:XerZkirr0
男「……君は、他の人とは違うんだね」

女「なんのこと?」

男「僕、自慢じゃないけれど、結構美形に生まれると思うんだ。だからかは知らないけど、みんな……ああいや、幼馴染以外はだけど、僕にきつい事とか異議とかは言わない人が多かったんだ。……でも、君は違う。僕に真正面から向かってくれた。言って欲しくない、隠したかったことも全部筒抜けだ」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 21:26:58.49 ID:XerZkirr0
男「……僕ね、思ったんだ」

女「……?」

男「二つほどね。一つは、僕の転生のこと。僕はね、何度も何度も女性を殺してきた。それが快感で、それこそが、自分の生き方だと思ったからね。……でも、途中でおかしくなったんだ。僕の欲求は満たされるはずなのに、どれだけ殺しても収まらない感覚があった。それが、僕は嫌だった。だから、何度も何度も転生して、その感覚を埋めたかった。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 21:37:32.25 ID:XerZkirr0
――――女の家

男「……君、何で僕を連れてきたんだ? やっぱり、僕は殺さなくちゃいけないのか?」

女「そういうことじゃないわ。……ねえ男?」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 21:43:30.18 ID:XerZkirr0
女「……お義父、さん」

義父「ああ、女か。何だ、今忙しいんだが」

男(……お義父さん? ああ、成程。それで……)
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 21:45:32.18 ID:XerZkirr0





以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/14(日) 21:51:42.53 ID:XerZkirr0
女「……ですから、もう此処には来ません」

男「え、ちょ、ど、え?」

義父「…………」
以下略



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