34: ◆F.lQmLP.5M[saga]
2014/09/15(月) 19:24:06.30 ID:sf6OOFz8O
「提督、本日はありがとうございました。こんな素晴らしいところに連れてきていただいて」
店を出たところで赤城が頭を下げてくる。
実に流麗な所作だった。
「『素晴らしいところ』、か」
どこにでもある大衆食堂にすぎないのだが。
喜んでくれているのならば良し、と思うことにしておいた。
「さて、次はどこに行く?」
「そうですね……あっ、提督!」
「ん?」
「ソフトクリームが売っています!」
「ああ、うん。美味しそうだな」
「はい!」
元気いっぱいの口調とは裏腹に、その仕草は淑やかそのものだった。
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