過去ログ - 【ラブライブ】凛と咲く花と -SS速報VIP

過去ログ - 【ラブライブ】凛と咲く花と

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13: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:20:54.00 ID:6Fxdcqkio
人差し指大の校門が見えた後
軽く俯き気味で考え事をしながら歩いていたので、手前に着くまで校門の左端でもたついている女の子が居ることに気が付かなかった

14: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:22:23.16 ID:6Fxdcqkio
何故かとてもおどおどしながら
携帯電話の画面を数秒見てその後校舎を見る行動を何度も繰り返し
その間に何かぶつぶつ呟いているようだった

15: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:23:33.60 ID:6Fxdcqkio
いつもだったらこんな面倒くさそうな事スルーして済ませようとする筈なのに
さっき余計なことを考えて少し疲れていたからかもしれない

何故だろう、半ば引き寄せられるかのように女の子の近くに歩きながら寄っていた

以下略

16: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:25:36.87 ID:6Fxdcqkio

「凛ちゃんどうして返事してくれないんだろう…、もしかして何かあったのな…？
でも、入学式に遅れちゃうのも…ぁぁぁ…」

17: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:26:57.95 ID:6Fxdcqkio
その後もどうしよう、どうしよう…
と、繰り返している女の子

どうやら一緒に入学するもう一人の友達を待っているが一向に現れもしないし連絡もつかないので困り果てて立ち往生しているようだ

18: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:28:01.24 ID:6Fxdcqkio

…はぁ、面倒な子ね。

19: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:30:03.21 ID:6Fxdcqkio
そう思った後
喉が軽く締まり声帯が震え、私が発した音は空気を伝わり声になって彼女の耳にも届いた

20: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:31:05.59 ID:6Fxdcqkio

「こんなところで何してるの？あなたも新入生でしょ？」

少し自分でも驚いた
なんで声をかけたんだろう

21: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:32:00.93 ID:6Fxdcqkio
小さい頃からあまり会話が続かないから
滅多なことがない限り私から話しかけるなんてしないのに
話しかけた後に少し後悔

22: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:33:10.99 ID:6Fxdcqkio
ああ
きっとこの春の陽気と凛とした空気のせいだ
いつもならこんなあからさまな面倒事には自分から首を突っ込んではいかないのに

23: ◆YSPF.wzDu7.3[saga]
2014/09/15(月) 02:34:32.75 ID:6Fxdcqkio
でも、なんだろう
その気持ちに勝ったものが私のなかにあったんだ

なんというか、放っておけない

以下略

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