過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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136: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/12/27(土) 01:35:35.28 ID:6rJa/3MJ0
貴子「ああ。以前に風越のコーチをしていた久保貴子だ。よく覚えていたな」
咲「ああ、やっぱり……!でもどうしてパリに?」
カレン「まあその話は後で説明するとして。……君が咲だな?」
咲「えっ?あ、はい」
貴子との会話を遮り、カレンが話しかけてきた。
カレン「和から話をよく聞いていたよ。ようこそパリへ!私はこの店のオーナーのカレンという」
咲「ええっ!?」
なんと彼女はこの店のオーナーパティシエだった。
若くしてその才能を認められ、本人曰く「腕試し」にこの美食の町で店を開くことにしたのだという。
咲「はじめまして。宮永咲と申します」
そう自己紹介すると、カレンはなぜか感慨深く頷いていた。
カレン「うんうん、そうか……君があの咲か……」
それに対して咲は「えぇ、その、はい」などといったはっきりしない声しか出せなかった。
咲(ここでもまた……和ちゃんったら、いったい私の何を話してるんだろ?)
高校以来会うことのなかった自分を忘れずに気にかけていてくれたのは素直に嬉しいが、
その反面穴に入りたいような気恥ずかしさもしっかりある。
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