過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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26: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:06:28.10 ID:IfVJEPyJ0
女性の名前はエマといった。
どうやら日本に興味があるらしく、日本語は独学で覚えたそうだ。
もっとも、なんなく意思疎通するにはレベルが足りないらしい。
咲が英語話者であるとわかると、すぐに切り替えてきた。
エマ「観光に来たっていうけど、パリは初めて?」
咲「はい」
エマ「じゃあ、本当にびっくりしたでしょう」
エマの言葉に咲は苦笑する。
咲「いえ、私の勉強不足でした。なんだか失礼をしてしまったみたいで」
エマ「そんなことないわよ!ジャンってば、頭が固くて爺みたいなの」
エマ「もっとも今回のことは、私にはちょっとラッキーだったけれど」
咲「それは、どういう……?」
首を傾げた咲に、エマはウインクを寄こす。
エマ「だってこういうチャンスがなければ、あなたのような可愛い子とお茶なんてできなかったからね」
さらに柔らかく手まで握られてしまい、咲の頬に羞恥と困惑で朱がさしていく。
咲「可愛いだなんて……」
エマ「あら、咲はとってもチャーミングよ。もっと自信を持って!」
咲「はぁ……」
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