過去ログ - 和「フランスより」咲「愛をこめて」
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31: ◆CU9nDGdStM[saga]
2014/09/16(火) 01:21:30.99 ID:IfVJEPyJ0
エマの言葉に咲は再び笑い声をあげた。

それに何故かエマは何も応えなかった。

怪訝に思って顔をのぞくと、実に穏やかな顔でこちらをじっと見つめている。

そのヘーゼル色の目だけが光っているようだった。

エマ「……咲は本当にかわいいわね」

咲「エマ……?」

エマ「あなたは本当にかわいくて、チャーミングで……あぁっ、やっぱりもう我慢できないっ!」

視界が、急に流れた。

何が起きたのかを咲が把握できたのは、背中に鈍い痛みを覚えたからだ。

店と店の隙間の路地裏に引っ張り込まれ、壁に押さえつけらえている。

咲「何をす……んむっ!?」

抗議の声をあげる暇すらなく、咲は呼吸を奪われていた。

その唇を、熱い何かが覆っている。

エマに口付けられているのだと気がついたときには、舌の侵入を許していた。

咲「ふ……っん、ん、んぁ……はっ」

エマ「ふぁっ……ああ、咲。あなた本当にかわいいわ」

息を整えきれない咲に対し、エマが恍惚とした声を投げかけてくる。


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