過去ログ - 【SideM】伊勢谷四季「百物語をするっす!」
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◆q2oAjQREXs
[saga]
2014/09/16(火) 17:19:37.37 ID:s9qq+JqT0
若里春名
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じゃあ話すな。これは俺が一回目の高校一年の時…まだハヤトたちと会う前の話だ
俺って恥ずかしいことにあんまり頭よくなくてさ。まあ、だから留年とかしちゃってるわけだけど…
それでテストで結構悪い点取っちゃってさー、補修を受けることになったわけよ
補修の内容は、放課後教室に残ってプリントの問題をやって
終わったら職員室の先生のところに持ってって、採点してもらうって感じなんだけど
俺バカだから、プリントの内容が全然わからなくてさー
あ、ジュンやめて、そんな目で見ないで
まあとにかく、そんなんでプリントを前に唸ってたら、急に声かけられたんだよ
「よかったら教えてあげよっか?」
声をかけてきたのは、ちょっと地味目だけど可愛い女の子だった
髪とかを染めてる様子もなければ、化粧も本当に最低限しかしてないような、真面目そうな女の子
俺は特に警戒もせずに、その子に勉強を教えてもらうことにした
その子、すっげー教え方上手くてさ、プリントはあっという間に終わったよ
それでお礼言ったら、にっこり笑って「気にしなくていいよ」とか言ってくれんの
そのまま普通に別れて、その日は先生にプリントを提出して帰ったんだけど
帰り道に名前聞くの忘れた!って気づいてちょっと後悔したよ
まあこれで終われば、ただのいい思い出だったんだけど…問題はここから
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