過去ログ - 【SideM】伊勢谷四季「百物語をするっす!」
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36: ◆q2oAjQREXs[saga]
2014/09/16(火) 17:24:25.05 ID:s9qq+JqT0
次の日の昼休み、購買に向かう途中でその女の子を見かけたんだ
俺は普通にその子に声かけたよ。昨日はありがとうとか言って

でもその子は怪しい人を見る目で「どちら様ですか?」って聞いてきた
俺は、昨日俺に勉強教えてくれなかった?とか聞いてみたけど、その子は知りません。の一点張りだったよ

まあ名前も聞いてないから確認もできないし、普通に人違いかなーって思って謝ったんだけど

その日の放課後、またその子に会った

放課後に会ったその子は普通に俺に話しかけてきたよ。補習大丈夫だった?とか

その子は見れば見るほど昼休みに会った子にそっくりで、どうも別人には思えなかった
それで今度はその子に名前とクラスをちゃんと聞いて、次の日の昼休みにまた会いに行ったんだ

そこにいたのは、前の日の昼休みに会った、俺を知らないと言った子だった

もう俺わけわかんなかったよ
そのクラスの友達に聞いたら、その子は頭はいいけど大人しくてさ
女子の間ではいじめというか…ハブられてるような子だったらしい

その後も、その子は放課後の…残ってる生徒が少なくなってくる遅い時間だけ、俺によく話しかけてきた

そんな状態が一ヶ月くらい続いたんだけど、その子がある日いきなりこう言ったんだ

「いつも放課後しか会えなくてごめんね。でも、もうすぐなの」
「もうすぐ彼女も納得してくれる。そしたら、いつでも会えるようになるよ」

何言ってるんだ?とは思ったけど、俺はそうなるといいなって答えたよ
だってしょうがないじゃん。俺にとってその子は友達だけど、昼間の子は他人だったんだよ

その翌日から、俺に知らないって言った、大人しい方の子はいなくなってた


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