過去ログ - 【SideM】伊勢谷四季「百物語をするっす!」
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52: ◆q2oAjQREXs[saga]
2014/09/16(火) 23:07:33.91 ID:s9qq+JqT0
最初の方はそれが何に対してなのかわからなかったが
どうやらあいつは、いつも首から下げている学業成就のお守りに怯えているようだった

俺としては不得要領だったぜ
あいつは、なんであんなものにたいして怯えているのかってな

その理由に関しては、ある日突然知ることになったよ
正直、俺としては知りたくはなかったな…

図書館で偶然そいつに会った時のことだ
そいつは、またお守りに怯えているようだった

「待ってくれ、ちゃんと勉強するよ。だから、トイレくらい行かせてくれよ」
「違うよ、サボろうだなんて思ってないよ。本当だよ」

そんなことを、必死にお守りに向かって話しかけているんだ
俺はそいつがおかしくなったのかと心配になって、つい話しかけちまったんだ

そうしたらあいつは、慌てた様子でこっちにまくし立ててきたよ

「なんでお前がいるんだよ!まだ勉強する気か!いい加減にしろ!」
「お前さえ、お前さえいなければ、こんな奴に頼る必要もなかったのに!」

俺が茫然自失となりながらそいつの怒号を聞いていたら
急にそいつは焦りだして、必死に弁明を始めたよ

「ちがうんだ!僕は、そんなこと思ってないよ!」
「僕は君に感謝してるんだ!あたりまえじゃないか!僕は、僕は…!」


「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


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