過去ログ - 【SideM】伊勢谷四季「百物語をするっす!」
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53: ◆q2oAjQREXs[saga]
2014/09/16(火) 23:10:00.98 ID:s9qq+JqT0
でっけえ声で悲鳴にも似た声を上げたと思ったら、そいつはすごい勢いで走り去っていった
俺も、図書館にいた係員も、もう声も出なかったよ

そして、その翌日からそいつは学校に来なくなった
話に聞けば、精神が不安定になって入院したそうだ

俺はどうも気になって、あいつがそうなった理由を調べてみた
そうしたら、気になることがわかったよ

そいつが一時期、図書館で黒魔術やら悪魔召喚やら、そういった類の本を何冊も借りていたらしい
その時期っていうのが…俺をテストで負かす、一か月ほど前だった

そいつの家は結構な名家だったらしくてな、親も当然厳しかった
そこから与えられる重圧にそいつは負けちまったんだよ

そして、目に見えない非現実的なものにすがっちまったんだ

そいつは、今も病院にいて、退院の目途は立ってねえらしい

そいつが本当に悪魔とやらを呼び出しちまって、それがあのお守りの中にいたのか
それとも、全部ただのただの思い込みだったのか…
そこまではわからねえが、一つだけわかることがある

他力本願で手に入れた力なんてろくなもんじゃねえ
目標があるなら、自力で日々精進するしかねえんだよ


これでこの話は終わりだ
次の話を頼む


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