過去ログ - 一ノ瀬志希「お前も匂いフェチにしてやろうか〜♪」
1- 20
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/16(火) 21:43:55.22 ID:8agrbIBXo
 そう思っていた矢先、ドアホンが鳴った。
 狭いアパートの室内、呼び鈴の音は殊更に高く響く。
 何か、言い知れぬ期待感のようなものに突き動かされ、玄関扉を開ける。
 と、見慣れた美少女が飛び込んできた。

「うう〜ん……あは、やっぱいいね、キミ。ひっさしぶり……ハスハス、ハスハス♪」
「志希……なんで、ここに」

 今日まで休みを取っていたはずの志希が、どういうわけか自分の部屋まで来ている。
 奇妙な状況だが、彼女を拒む気にはなれない。
 久しぶりに嗅ぐ志希の芳香が、何よりも俺を癒していたからだ。

「んー……んふふ、あー、いい匂い。ね、あたしがいなくて、寂しかった?」
「ああ。お前の匂いが嗅ぎたくて嗅ぎたくて……狂いそうだったよ」
「ふっふふ。だよねー。あたしもだよ。
 ちょっと焦らしてあげるだけのつもりだったのに……こんなにされちゃって。ほんとに罪な男だよ、キミは」

 意味深な言葉を問いただすこともできない。
 ただ、志希を抱きしめて体臭を嗅ぐことしかできない。
 志希が俺を、壁まで押していくのを止めることができない。
 女の子の細い腕でトン、と突かれただけで、足を投げ出して座るような体勢であっさり押し倒されてしまった。

「は……あぁー、いい匂い。キミの家、キミの匂いが染み付いて、あ、ぅんっ……!」

 少し涙目になって顔を真っ赤にして小さく震えている志希が愛しい。
 普段の、あの深遠な知性はどこへ行ってしまったのか。
 飢えた獣のような雰囲気は今の俺とそっくり同じだ。

「……うー……3日くらい、我慢できるはずだったのになあ。こんなにされちゃうなんて。過小評価してたよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
34Res/33.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice