過去ログ - 【オリジナル】「葵ちゃんは私の憧れです」【百合】
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/09/17(水) 20:33:22.32 ID:F2PMUHjW0
数秒して、あ。と葵ちゃんが立ち止まる。

ひょっとして忘れ物かな?

「どうしたの?」

私が言うと、葵ちゃんは少しニヤっとして、左手でこっちを指差し、

「ひょっとして、サナに気があるんじゃない?大田。」

なんて言ってきた。

葵ちゃんは、『あたしだってたまには鋭い所あるのよ』みたいな顔をしてるけど、それは全くの見当違いで、相変わらず鈍いなぁと思う。

直接聞いたことはないけど、大田はきっと、葵ちゃんのことが好き。

なぜって?そりゃ、廊下で会う度に『海風って○○(たいていお菓子の名前)好きかな?』とか、『海風に、……あー、そのー……気になるやつがいる、とか、聞いたことないか?』とか聞かれたら……。

まあ、誰でもわかっちゃうわけで。

大田も大田で鈍感、というよりは純情すぎる感じはあるんだよね。

時々、葵ちゃんにお菓子をプレゼントしたり、重い物(先生に頼まれたプリントとか)を持ってあげたりしてるのを見るから、普通なら気付くと思うんだけど。

そこで全く気付かないで、さらにちょっとドヤ顔っぽいものを披露しちゃう葵ちゃんは、ちょっぴり可愛い。

ていうかすっごく可愛い。


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