過去ログ - 傭兵「この世でお前が一番大事」僧侶「じゃありま……えっ?」
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9: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/17(水) 02:09:21.61 ID:+2GrLTUD0

 ここで駄々をこねるのは得策ではありません。いえ、決して不満があるとかそういうのではなく、わたしも「大人の女性」に一歩ずつ近づいているわけですから、レディとしての嗜みを身に着ける頃合だと思っているだけで。
 いや、本当に。
 ほんとほんと。

傭兵「一人じゃ楽しめないとでも言うか?」

僧侶「そ、それくらいは大丈夫ですよ。子供じゃないんですから」

傭兵「は、どうだか」

 幼い時分のわたしを傭兵さんが知るはずはないのですが、嘗ての旅を考えると、傭兵さんはわたしの保護者ぶっているところがいまだにあります。嬉しいやら悲しいやらで複雑な気分。
 わたしは一礼して部屋を後にしました。将校さんが直立不動で扉の脇にいます。こちらをちらりと一瞥すると、

将校「いきましょうか」

 と部屋まで案内されるのでした。



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