121: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2014/09/25(木) 23:23:24.28 ID:3Ybenj4c0
【08:45】
御剣たちと一緒に行動してしばらく経過したが、特に起きたことはない。
麗佳との話し合いの後、一緒に行動したいとだけ言うと二つ返事で受け入れてくれた。
特に解除条件の話題が上がることもなく平和な時間が続いているのが、逆に不安を掻き立てる。
「やっぱり〜麗佳ちゃんは彰君とラブラブなんですね〜!」
「そ、そんなんじゃありません! 普通です普通!」
麗佳と綺堂は恋愛トークで盛り上がっているようだった。
俺と麗佳の関係の話が時々耳に入ってくるが、聞こえていない振りをしていた。
最初は会話が少なかったものの、俺と麗佳が付き合っていると分かると否や、この様である。
「狭霧君、やるじゃない! あんな美人さん捕まえちゃってー! この〜!!」
陸島に悪乗ノリをして肘で横腹を突いてくる。
「あはは……ありがとうございます。陸島さんも美人ですから、もちろん彼氏とかいるんでしょう?」
「上手いこと言っちゃってー! 私拾ってくれる男なんていないわよー!
「そうなんですか。陸島さんの周りの男の人は盲目ですね」
さらっとそんなことを口にするが、これは癖であり仕方がないのだ。
「……麗佳さーん! ここに浮気者がいまーす!」
「えっ! これは、違ってその……」
陸島がニヤニヤしながらこちらを見てきている。
ここにいる大人(綺堂と陸島)はいろいろな意味で問題があって困りものである。
「……ふん」
麗佳はジトっとした目でこちらを見てからそっぽを向いてしまう。
「……陸島さんの中身は醜悪ですね」
「ご、ごめんってば! それに、その言葉結構心に来るわね……」
「仕返しですよ。俺も悪かったですけど、陸島さんも反省してください」
デスゲームに参加していることを忘れてしまいそうなほどに、ここは平和だった。
ふと、前を歩いていた御剣が止まったため、俺たちも止まった。
「総一君、どうしたの〜?」
「この先に戦闘禁止エリアがあるんですけど、休憩していきませんか?」
俺たちは少し前に休憩を済ませているが、御剣たちはいままで大きな休憩なしに行動し続けている。
俺は……
1.御剣の提案に賛成する
2.御剣たちを休憩させて、その間に別行動を取る
3.その他
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※>>124のコンマ下二桁によって安価を決定
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