157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/03(金) 20:28:11.13 ID:6Nx3Q8SE0
た、"あいつ"。しかし顔も分からない、男か女も分からない人間を探し出す事など難しい。ましてやそいつは"やる気"なのだから佐々木がやら
れた様に、不意打ちで殺しにかかって来るに違いない。こちらが[ピーーー]前に聞き出す事はほぼ不可能なのではないか。クソ、敵討ちなんてもとも
と無理なのか?
水をもう一口飲もうとしたとき、聞きなれた声が響いた。忘れようとしても、忘れられないあの声が。
「みんな〜、おっは〜!猪島だぞ〜!」
啓は顔を上げると、苦虫を噛み潰したような顔をした。あの野郎、楽しんでやがるのか!?まるで朝の娯楽番組のような声だ。
「6時だぞ〜、それじゃルールどおりに禁止エリアの発表をするぞ〜。まず今から1時間後、午前7時にA-9、3時間後の午前9時にH-10、5時
間後の午前11時にH-1だ〜。ちゃんとメモしとくんだぞ〜」
啓は支給された地図を開き、自分のバッグからボールペンを取り出して書き残しておいた。どうやらヒゲは端の方から詰め寄ってくるみたい
だ。まるで、何かを追い詰めるように。
「じゃ、リタイアしたみんなも発表しておくぞ〜。男子から〜、3番岡田一郎、5番木村勉、12番中条…は、先生が殺っちゃったんだったな、は
は、え〜と、16番山崎章也、次女子〜、5番佐々木雅美、8番杉田真紀子、11番西脇明、18番輪堂鈴佳、以上だ〜。結構いいペースだが、ま
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