過去ログ - 安価でシークレットゲーム8
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599:名無しNIPPER
2015/02/25(水) 22:04:11.29 ID:byhrNkBo0
 傷が痛むのだろうか、顔をしかめながら優子は苦労してブラのホックを外した。
 露わになった優子の乳房を見、もう一度政信は口笛を吹いた。
 いい身体してんじゃん。
「ね、どう? 悪くないでしょ? 私って」
 くいっと、優子が首を横に向ける。その先にあるのは古びた農機具倉庫だった。
「ほら、そこ。倉庫がある。あそこで……、どう?」
 上目使いの媚びた目。

 どうする?
 政信は迷った。
 こいつ、やっぱ危険だ。ショットガンにもあんまり動じていないし、自分から誘ってきやがった。
 ここで優子がふっと笑った。
「迷ってる? あたしがあんたを殺そうとしてると、思ってる?」
「あたり、だ」
 政信はごくりとつばを飲み込んだ。
「でも、あんたのそれは、やりたそうだよ」
 チラリと視線を政信の股間にやった優子が、クックと笑った。
 政信のそれは制服の上からでも分かる程度に、まぁ、勃起していた。
 あわせて政信もニヤリと笑う。
 ああ、そうさ。勃ってるさ。やりたいさ。いつ死ぬかもしれない、この状況。最後に女とやっときたいと思うのは、男として当然だろ?

 緊迫した、ショットガンを差し向け対峙する、この緊迫した事態に不釣合いな笑顔と笑顔。
 やるねぇ。
 政信は思った。
 やるねぇ。たいした女だ。俺はもともとこんな味だが、普段のおたく、こんなときに笑えるヤツには見えなかったぜ。……どっちがほんとの姿なんだい?
 そんな政信の心を知ってか知らずしてか、優子は冷静な口調で話を続けた。
「抵抗なんて、しないよ。そんなの向けられたら、どうしようもないよ。それに、あたし、怪我をしてる。あんたに敵いっこないしね。諦めたよ、あんたに任せる」
 優子はそう言うと、投げやりな口調で続けた。
「この場で[ピーーー]なら、殺しな。やりたきゃ、やりな。……あんた、来るもの拒まずって感じだったから上手いんでしょ? だったらいいよ。最後に私だっていい目見たいしね。それにあたしは、あんたのことはっきり言って好みだったし、別にいいよ」
 この女……。
 政信は言葉がなかった。
 こいつ、こんなはすっぱな女だったのか?
 ふつーに見えたのになぁ。普通のどこにでもいる女に見えたのに、な。
 だけど。
 ごくり、政信は喉に唾液を落とし込んだ。
 だけど、そう、こいつが言う通り、俺の信条は「来るもの拒まず」だ。それに、まず……、やりたい。

「よし。入れ」
 そう言って、政信はショットガンの銃口を農機具倉庫に向ける。
「レディーファースト、だ」
 得意の下卑た笑いを続けたが、優子はこれに反応せず、一言「わかった」とだけ答えた。
 一瞬、優子の目が妖しく光る。
 優子自身は「うまく政信を乗せた」と思ったのかもしれない。しかし、政信は優子の表情が変ったことに気がついていた。
 この女、やっぱり隙を見て俺を[ピーーー]気だ。どうしてやるか。

 倉庫の扉には、鍵がかかっていなかった。
 農機具倉庫に入る優子の後に続きながら、政信は軽く笑った。
 簡単に隙はみせねーよ。とりあえず縛って自由を利かなくしてから、十分に可愛がってやるさ。
 優子に指示し地面に置かせた小型の拳銃(ワルサーPPK9ミリ)を拾い上げる。
 そんで、こいつでズドンッだ。
 ショットガンを使うつもりは無かった。至近距離でショットガンを使ったら、優子の身体を必要以上に損傷させることになる。
 それは、ちょっと。寝覚めが悪い。スプラッタは苦手なんだ、俺。ま、せいぜいキレイな死体になりなよ。死んだ後、花ぐらいは添えてやるよ。
 まぁ、負けたらそんときはそんとき。痛くしないでーね。優子サン。

 そのキャラクターが幸いしたのか災いしたのか、政信は「死」に対する現実感をあまり感じていなかった(恐怖感はもちろんある。他の生徒に比べると幾分薄い恐怖感だが)。
 それは、この状況下、稀有なことではあっただろう。
 でもま、俺が勝ちそうだし?
 ヒヒャハッ
 優子の白い背中に欲情の視線を向けながら、政信はもう一度下卑た笑いを見せた。


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