13: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2014/09/18(木) 16:49:35.36 ID:emFs4VfGO
「あ……遊んでばかりもいられないや」
プロデューサーさんを探さなければ――そう考えて、カメラを左右に動かしていると『ピピピッ』と警報が鳴り響いた。
「な、何!?」
カメラがソレを捕えた。戦闘機の様な外観をした何かが、急速にこちらへ向かってきているのだ。色は黒。
「あ、あの海賊みたいなガンダムが、鳥みたいになってる!」
思わず操縦桿のトリガーを引くと、何やら頭部から銃弾がその機体に向けて射出される。
それを華麗に避けた黒い機体は、空中でその身体を変形させ、人型の形態になった!
「うそ、早い!」
『これがAGE-2の強みなんだ!』
人型形態で、腕に装備された槍を突きつけてきたプロデューサーさんのダークハウンド。慌てて若干右寄りに操縦桿を引くと、その攻撃を避ける。
「あれ、意外と避けれた」
『まぁ、大抵はコンピュータが自動的に演算してくれるんだよ。ちょっと操縦すると、自動的にするべき行動を取ってくれるんだ。こうする事で、エースパイロット同士の戦いみたく演出出来る』
実際にガンダムがあったとしたら、物凄い操縦技術が必要になる程の操縦でも、コンピューター側がそれを簡単に実現してくれるという事だ。
何だが面白くなって「よーしっ!」と舌なめずりをする。
先ほどまで引いていたのは右手のトリガーだ。
左手の操縦桿についていたボタンを押すと『カチンッ』と音を鳴らしながら、画面端の武装アイコンが切り替わる。
武装を持ち変えたようだ。今の武装は、ビームサーベルとビームライフル!
右手のトリガーを押すとビームライフルが、ロックオンした箇所に放たれる。
それを避けたダークハウンドに向け、左手のトリガーを。
すると、ビームサーベルを縦に振り切り、ダークハウンドの槍と鍔迫り合いを開始する。
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