過去ログ - 幼女「おっちゃん、くっ殺せってなんだ?」オーク「んー?」
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1: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:06:24.18 ID:aMfdNoK60
幼女「おっちゃんおっちゃん、答えてくれよ」

オーク「突然ヒトを捕まえておいて何聞いてんだよ嬢ちゃん」

幼女「おっちゃんなら知ってそうな顔してたから」

オーク「そりゃどんな顔だよ。んーっとな……くっ殺せか。なんなんだろうな」

幼女「何だ、知らないのか」

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2: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:07:05.28 ID:aMfdNoK60
オーク「くっ殺せか。ニュアンス的にはなんか殺すより強そうな表現だな」

幼女「おお!私もそう思っていたところだ!」

オーク「ひょっとしたら相手をとっちめる時に使うのかもな」
以下略



3: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:07:37.59 ID:aMfdNoK60
幼女「おっちゃんおっちゃん、それよりさ」

オーク「ん?まだ何かあんのか?」

幼女「お金くれ」
以下略



4: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:08:23.02 ID:aMfdNoK60
幼女「私は隣町からお遣いに来た、帰りの馬車の代金まで使い切ってしまったのだ」

オーク「そりゃ自己責任だ。いくら子供と言えど行動には責任が付きまとう」

幼女「院長先生が余ったお金は好きに使っていいと言われたんだ」
以下略



5: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:09:08.18 ID:aMfdNoK60
幼女「分かった、追剥でも何でもして今日を凌ぐとしよう」

オーク「やめなさい、返り討ちに会うのが目に見えてるから」

幼女「返り討ちに会うとどうなるんだ?」
以下略



6: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:09:47.31 ID:aMfdNoK60
幼女「くっ殺せー、くっ殺せー」テトテト

オーク「口ずさむのはやめなさい、変な子だと思われるぞ。大体どこでそんな言葉を覚えるんだ今時の子は……」

幼女「道端に落ちていた如何わしい本に描いてあったぞ」
以下略



7: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:10:36.69 ID:aMfdNoK60
幼女「お、馬車が見えてきたな。やけにデカいな」

オーク「まぁ俺が乗るからこのくらい大きくないとな。オイ、帰りに隣町に寄ってくれ。野暮用が出来た」

幼女「おー、専属っぽい馬車引きに命令してる。おっちゃんひょっとしたらお偉いさんなのか」
以下略



8: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:11:28.58 ID:aMfdNoK60
パカラッパカラッ


幼女「おおう、快適だ。揺れも少なく椅子はフカフカ。これは金をかけているな」

以下略



9: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:12:21.98 ID:aMfdNoK60
幼女「……」

オーク「……」

幼女「……」ウトウト
以下略



10: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:13:05.63 ID:aMfdNoK60
幼女「……」スヤァ

オーク「……寝ちまったな」

オーク「おーい運転手、次の町に孤児院はいくつある?」
以下略



11: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:13:48.41 ID:aMfdNoK60
――――――
―――



以下略



12: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:14:24.58 ID:aMfdNoK60
幼女「前はありがとな、何も伝えてないのに家まで送ってくれて」

オーク「寝てたからな、起こすのも悪いし俺の足りねぇ頭をフル回転させて場所を割り出したのさ」

幼女「そういう人ほど頭はいいって聞くぞ」
以下略



13: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:15:08.76 ID:aMfdNoK60
オーク「……ボロッちい孤児院だな」

幼女「このご時世どこからも金は回してもらえないんだ、私たち親無しの子供は辛いもんだ」

オーク「……すまねぇ」
以下略



14: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:16:03.53 ID:aMfdNoK60
幼女「それよりおっちゃん何しに来たんだ?」

オーク「別に何も。嬢ちゃんが元気してるかどうか見に来ただけだ」

幼女「ペドか」
以下略



15: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:16:40.74 ID:aMfdNoK60
幼女「あっちで院長先生と話している二人組のねーちゃんって誰だ?おっちゃんの子供か?」

オーク「俺の子供があんなに可愛い面になるわきゃねぇだろ。お偉いさんだ、二人とも俺の上司だ。片方はまぁ娘みたいなもんだけど」

幼女「年下の上司。これほど心苦しい言葉は無い」
以下略



16: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:17:32.82 ID:aMfdNoK60
幼女「ゲンコツされた、虐待孤児院だ……」プルプル

オーク「愛の拳だ、叱ってくれる相手がいるだけありがたいと思え」

幼女「何故こんな幼気な子供を陥れるような事をするのだ。悪いのは部屋に鍵もかけず見つけやすい場所に変なもの隠してる院長先生だろう」
以下略



17: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:18:29.82 ID:aMfdNoK60
オーク「ん?ちょっと悪い、呼ばれちまった」

幼女「おう行ってこい、出来るだけ寄付金を回してもらえるように交渉してくれい」

オーク「お前、何でその話知ってるんだよ……」
以下略



18: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:19:38.67 ID:aMfdNoK60
幼女「おっちゃんおっちゃん」

オーク「何だよ嬢ちゃん」

幼女「今日はありがとな、中々実のある話が出来たよ」
以下略



19: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:20:27.85 ID:aMfdNoK60
幼女「ホントに寄付とかしてくれるとは思ってなかったからな、嬉しいよ。みんなもありがとって言ってた」

オーク「まだ正式にどれだけ寄付するか決まったわけじゃねぇけどな。ま、出来るだけ多く回してもらえるようにはしてみるよ」

幼女「おっちゃんいいヒトなんだな」
以下略



20: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:21:10.47 ID:aMfdNoK60
――――――
―――



以下略



21: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/09/19(金) 01:21:53.44 ID:aMfdNoK60
幼女「今日はあのねーちゃん二人組はいないのか?」

オーク「何かと忙しい身だからな、他の国や貴族から引っ張りだこなんだよ」

幼女「お偉いさんなんだな、すごく」
以下略



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