過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
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123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/20(月) 17:29:07.63 ID:cXEBmhrAO
乙でした
124: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:47:21.94 ID:sERAjTfao
紅葉もすっかり木から抜け落ちて、季節はもう冬の玄関口。
私は枯葉で満面の中庭で、μ’sのみんなと一緒にいる。
……ジャージ姿で箒をもって。
125: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:47:52.58 ID:sERAjTfao
「その通りです。私たちは廃校阻止から立ち上がったわけですから」
「むむむ、そういわれたらやるしかないわね」
「終わったらみんなでパフェでも食べて帰らない?」
126: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:48:18.38 ID:sERAjTfao
「ええ」
箒を片手に中庭を後にして、いろいろなところを歩き回っていたら。
「あ、真姫ちゃーん!」
127: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:48:58.57 ID:sERAjTfao
「あー、真姫ちゃんこういう事、したことないんだ?」
「関係ないでしょ!」
「ふっふーん、貧しい青春してる真姫ちゃんだもんねー、やったことないよねぇ?」
128: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:49:24.34 ID:sERAjTfao
頭の中でカチン、って音がした。
「うぅううぅ、や、やればいいんでしょ!……ほらっ!」
箒にまたがる。
129: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:49:52.73 ID:sERAjTfao
「待たないよーっだ!捕まえて御覧なさーい!」
「ま、待てー!」
こうして、中庭までの鬼ごっこが始まった。
130: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:50:32.98 ID:sERAjTfao
「もしもし、海未?そっちに穂乃果が行くと思うから捕まえて!」
『捕まえる?えっと…分かりました!』
「まきちゃーん、捕まえるんじゃなかったのー?」
131: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:51:17.83 ID:sERAjTfao
頭には帽子、肩にはマント。
しまった、穂乃果を追いかけるのに夢中で……。
遊んでいたんだな、と思われても仕方ないわ。
132: ◆KZH78Pv7kI[saga]
2014/10/27(月) 00:57:05.98 ID:sERAjTfao
二人での大掃除もなんとか陽が落ちる前に終わって、穂乃果の家で一息ついていた時のこと。
「ねぇねえ真姫ちゃん!もしわたしが動物だったらどうする!?」
「……は?」
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