過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
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26: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:44:16.06 ID:ZuCGhdg8o
「ええ、それより花陽、借りてたノート、ありがとう」

私が寝ている間にお見舞いに来てくれた花陽が持ってきてくれた授業のノート

花陽には迷惑かけっぱなしね
以下略



27: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:45:03.55 ID:ZuCGhdg8o
「ちょっと、真姫ちゃんと穂乃果ちゃんを見てたら……えへへ」

それもどうなのよ……

「もー!そういうところは真似しなくていいのー!」
以下略



28: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:45:45.24 ID:ZuCGhdg8o
ふたを開ければ、それは憂鬱な日だった

というのも、穂乃果のブレーキがあの一件で壊れてしまったらしい

「まきちゃーん!」
以下略



29: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:46:15.95 ID:ZuCGhdg8o
けど、この子は決して離ようとはしない

それこそ、対極の磁石のようにがっちりと離れない

「いいじゃん!それとも、私のこと嫌いになっちゃった……?」
以下略



30: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:47:20.83 ID:ZuCGhdg8o
「……はーい」

不満げながら穂乃果はようやく私から戒めを解く

私は今更逃げる気もないし、私が逃げようとは相手も思ってないから
以下略



31: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:49:06.56 ID:ZuCGhdg8o
「ほんとに!?」

「……まだ話の続きよ。…あのね、……私、今の穂乃果は好きじゃない」

少し、うんざりしていた
以下略



32: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:49:38.86 ID:ZuCGhdg8o
嫌われちゃった

どうして?

穂乃果のこと、好きだって……
以下略



33: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:50:15.31 ID:ZuCGhdg8o
「……ん?……穂乃果じゃない」

「え?」

にこちゃんだった
以下略



34: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:50:45.11 ID:ZuCGhdg8o
「……あの、あのね。真姫ちゃんが……」

にこちゃんはそんなことだろうな、という顔で私の顔を見る

けれど、そんな顔はすぐに消えて、まじめな顔を戻す
以下略



35: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:52:39.49 ID:ZuCGhdg8o
「そしたら、お母さんね、大事にすることと、大切に思う事って違うのよって言われたの」

真姫ちゃんに言われたことがかすかに頭に浮かぶ

―――私のことを、モノ扱いしてる
以下略



36: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:53:09.39 ID:ZuCGhdg8o
大口を開けて開きっぱなしの音楽室の扉

あれから、時間が止まったよう

動いているのは、私の揺れる気持ち
以下略



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