過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
↓ 1- 覧 板 20
32: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:49:38.86 ID:ZuCGhdg8o
嫌われちゃった
どうして?
穂乃果のこと、好きだって……
33: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:50:15.31 ID:ZuCGhdg8o
「……ん?……穂乃果じゃない」
「え?」
にこちゃんだった
34: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:50:45.11 ID:ZuCGhdg8o
「……あの、あのね。真姫ちゃんが……」
にこちゃんはそんなことだろうな、という顔で私の顔を見る
けれど、そんな顔はすぐに消えて、まじめな顔を戻す
35: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:52:39.49 ID:ZuCGhdg8o
「そしたら、お母さんね、大事にすることと、大切に思う事って違うのよって言われたの」
真姫ちゃんに言われたことがかすかに頭に浮かぶ
―――私のことを、モノ扱いしてる
36: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:53:09.39 ID:ZuCGhdg8o
大口を開けて開きっぱなしの音楽室の扉
あれから、時間が止まったよう
動いているのは、私の揺れる気持ち
37: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:53:40.05 ID:ZuCGhdg8o
本当ならすぐにでも謝りたい
すぐにでも抱きしめたい
すぐにでもあなたを感じたい
38: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 02:54:18.75 ID:ZuCGhdg8o
穂乃果が戻ってきた
「ごめんね、真姫ちゃん。あの、私……」
沈痛な面持ちで、私に近づいてくる
39: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 03:01:13.11 ID:ZuCGhdg8o
「……ごめんなさい」
私は、私を許すことができない
「……どうして謝るの?」
40: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 03:06:24.20 ID:ZuCGhdg8o
穂乃果が救いの手を差し伸べる
「……少し、時間をちょうだい」
けれど、私はその手を振り払う
41: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/09/23(火) 03:12:07.02 ID:ZuCGhdg8o
その声にハッとして、穂乃果を見る
穂乃果は、そんな私を見て言葉を紡ぐ
「真姫ちゃんが悩んでるなら、一緒に考えたい!……けど、真姫ちゃんが一人でいたいなら、……私は待ってるから」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/23(火) 03:14:06.12 ID:lNhB+EcRO
うーん 乙
228Res/124.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。