過去ログ - 穂乃果「私はあなたのものだから」
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76: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 02:54:16.50 ID:r1nfeU/po
「無駄話はさておいて、寝相の悪さにはいくつか原因があるって言われているわ」
「例えば?」
「そうね、枕が高いとか、暑さや寒さ、布団の重さ、部屋の照明などがあげられるわね」
77: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 02:54:49.77 ID:r1nfeU/po
「あたりまえじゃない!2択の質問をしてるのに3つ目の選択肢が出てくるなんて変でしょ?!」
「イエスかノーか半分かの半分ってこと?」
「……何を言ってるの?」
78: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 02:55:19.42 ID:r1nfeU/po
いじわるに笑う
「そうだね、じゃあ枕は関係なさそうだね」
皮肉のつもりだったのに……
79: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 02:55:46.25 ID:r1nfeU/po
「こんなの慣れたくないよう……うぅ」
「…ごめん、ちょっと言い過ぎたわ」
「じゃあ罰として穂乃果の頭撫でて!」
80: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 02:59:04.20 ID:r1nfeU/po
私は、躾けられた飼い犬のように出された穂乃果の頭をそっと撫でる
「わーい♪」
ただ撫でてるだけなのに、どうしてこんなにうれしがるんだろう
81: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 02:59:54.88 ID:r1nfeU/po
急に恥ずかしくなったから起こそうとしたのに結局できなくて
悶々としてたらその寝顔が目に入って
その無防備で愛らしい寝顔をじっと見つめている私がいて
82: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 03:00:26.19 ID:r1nfeU/po
「え?いつもは違うの?」
「はい。しょっちゅう寝返りうって、しまいには膝枕から離れて行って……」
「……へぇ」
83: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 03:01:04.47 ID:r1nfeU/po
そしたら、物分かりのいい雪穂ちゃんは目線を上下させて、ああと心得た顔をして「いいですよ」と返してくれた
「真姫さんも結構マンガ読むんですか?」
本棚からどっさりとりだした後、雪穂ちゃんは私に問う
84: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 03:05:23.78 ID:r1nfeU/po
私も、兄や姉がいたらもう少し楽だったかもしれないし、
弟や妹がいたら多分もっと楽しかったかもしれない
なんて、妄想しちゃう
85: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 03:06:50.84 ID:r1nfeU/po
「15分くらいよ」
「そっか、じゃあもう一眠り……」
「待ちなさい。まだ話は終わってないでしょ?」
86: ◆KZH78Pv7kI[saga sage]
2014/10/11(土) 03:07:16.83 ID:r1nfeU/po
だって、なんとなく目が合って、恥ずかしくなったから…
じゃなかった、今考えなきゃいけないのは穂乃果の寝相の良しあしで
一人の時はひどく転げまわるけれど
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