過去ログ - 【咲安価】　京太郎「これがZOIDS…」　宥「…これがゾイドだよ。…京太郎君。」5機目
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951:1 ◆g6V0jYwopc[saga]
2014/09/29(月) 23:59:32.97 ID:pzuScBKeo
その同様は×
その動揺は○






その姿に照は自分自身の悲しみを忘れ、唖然とする。
見る者が見れば非常に貴重とわかる。冷静な照が口を開け、驚愕しきった表情がそこにはあった。


照「……ひっ…！」


照は一瞬だがその京太郎に完全に気圧されてしまった。
非常に優秀な力を持ち、常に冷静を心がける彼女だが、所詮は少女なのだ。
一人の少女が修羅を前にすれば怯える、当たり前の原理。


普通ならそのまま失神してもおかしくない程の殺気を滾らせる京太郎。
だが照はすぐに立て直す。
照にとって彼は大事な幼馴染であり大事な妹の親友であり、そして何より彼が好きなのだから。


照「…一つだけ怜を救い出す方法がある。」

京太郎「…え？」

照「この方法は決して１００パーセントの物じゃない、しかも一度も試したことのない手段…それでもいいのなら」

京太郎「何でもいい！俺は怜のためなら何だってやるさ！その方法は何なんだ！？」

照「…怜に村での一件の逆の行為を行う。」

照「……私が使うことの出来るゾイドイヴの力の欠片をもう一度怜から取り出す。」

京太郎「簡単そうだけどそれって……」

照「ええ……怜は最悪その場合瀕死の状態に戻って……死ぬわ。」

京太郎「っ……。」

照「しかもこの力は京ちゃんともう一度出会ってから恐らく使えるようになった力……だから成功率は保証できない。」

照「多分私達古代ゾイド人が元々持っている力をさらに強くするには何らかのトリガーが必要。」

照（……多分私がそれを使えるようになったのは京ちゃんが好きになったからだけど……。）

照「だけど……もしその覚醒した古代ゾイド人の力を使える人間が私を入れて４人居れば間違いなく成功すると思う。」

京太郎「…古代ゾイド人なんて滅多に居ないのにしかもより強い力を覚醒した人を４人……」

照「……最悪私だけでもやる。ゾイドイヴの力が逆流して最悪私が死ぬかもしれないけど、怜と京ちゃんのためになら喜んでこの身を捧げるよ。」

京太郎「……それ以外にはないのかよ。くそっ……。」



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