過去ログ - 【ごちうさ】ココア「インターディメンド」
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17: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:09:13.26 ID:wd+iXwbq0
ココア「しゃ、シャロちゃんっ!? それ危ないような――」

 慌てて、やめさせようと一歩踏み出すココア。刹那、銃声が響く。

案内うさぎ「警告です。これ以上前に出るならば、容赦なく撃ちます」

 地面に空いた小さな穴。それを見ただけで威力は十分理解できた。間違いなく本物だ。

ココア「ご、ごめんなさい!」ピューッ

 ココアは慌ててその場から走り去った。
 その瞬間、ようやくココアは理解した。あのシャロは本物ではない。シャロの姿をした何者かなのだと。

 選択
 1・見慣れた街へ
 2・巨大な駅へ

 選択:1

ココア「はぁっ、はぁ……っ」

 息が切れるまで、限界がくるまで走る。
 とにかく危険から、ロケットから遠ざかっていくと、ココアは自然と街にいた。
 見慣れた木組みの家と石畳の街。今年の春からやって来た、第二の故郷だ。
 街並みはまったく同じ。だが、おかしなところが多々あった。

ココア「……誰もいない」

 街に誰もいないのだ。しんと静まり、辺りは無音。ココア自身の呼吸の音が、鼓動すらも大きく聞こえる。

ココア「どこなんだろう、ここ」

 立ち止まり、改めて考える。
 夜になり、自分は寝た。そして不思議な場所でチッピーという生き物に遭い、気づいたらここにいた。
 夢でも現実でもない。今まで経験したこともない不思議な現象だった。


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