過去ログ - 【ごちうさ】ココア「インターディメンド」
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◆JwZf59h8b2
[saga]
2014/09/21(日) 19:30:05.11 ID:wd+iXwbq0
チッピー「ここからさらに奥の階層に進むには、チノちゃんの信頼を得ることが大切になるんだ」
チッピー「この世界を歩きまわって、ココアちゃんはココアちゃんの思ったように行動する。そしてみんなはそれをサポートする。困難も多いだろうけど、多分それで大丈夫」
チッピー「チノちゃんにひどいことしたい、とか思わないでしょ?」
ココア「当然だよ!」
チッピー「うん。なら大丈夫。きっとココアちゃんはここから先に進むことができるよ」
チッピー「ココアちゃん。ここにあるものはチノちゃんに関係したもの。そのことを忘れないで、考えて行動してね」
ココア「うん、分かったよチッピー」
頷いたココアは頭上のチッピーに手を伸ばす。が、その手は空振った。両手で確認するように自分の頭を触り――そして、チッピーがいないことに気付く。
いつの間にか消えたらしい。
ココア「いない……本当に不思議な世界だね」
ココア「これからどうしようかな」
選択
1・チノを探す
2・これまで行った場所を詳しく探索(街or駅orロケットいずれか選択)
選択:1
見慣れた街のラビットハウス。その前。
ココア「チノちゃんがいないことに気づいて、ここまで来たけど」
無人の街を歩いてやって来たのは、現実の世界と変わらぬラビットハウス。ここならばチノもいる筈。
そう直感的に歩いてきたのだが――1つ懸念があった。
ココア「チノちゃんも街を出て行ったり……してないよね」
あり得ないことではないと、己の心が答えているのがよく分かった。
街の住人だけではない。あのシャロやリゼまでもが、街を去ってしまったのだ。チノが出て行った後でもおかしくはない。
ココア「考えていてもしかたないかな。よし、突撃!」
意気揚々と、ラビットハウスのドアを開く。カランカランとベルの音。聞き慣れたそれを心地よく思い、彼女は中へ足を踏み入れた。
チノ「いらっしゃいませ!」ニコニコ
ココア「……」バタン
カラン。ドアが閉じられ、ベルの音が小さく響いた。心地よいはずの音がもの寂しく思えた。冷静な顔をしたココアは、店前の看板を見た。
ココア「ラビットハウス……で、チノちゃん、だよね?」
ココア「すごい笑顔だった……見間違いじゃなかったら、満面の笑みだったよ」
ココア「思わずドアを閉めちゃうくらい」
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