20: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:23:13.43 ID:7VPxw8Ds0
ことり「と、とにかく! もう授業が始まるぞ!」
にこ「それをことりちゃんが言う?」
ことり「こ、ことりは違うぞ! 未だ姿を見せない海の字を迎えに行こうとしていただけだ!」
21: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:24:06.17 ID:7VPxw8Ds0
☆ ☆ ☆
にこ「結局ついてきたにこね」
ことり「……穂の字のことだから、何かやらかすと思って」
22: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:24:54.73 ID:7VPxw8Ds0
海未「zzz……」
ことり「海の字……!? ま、まっさかぁ」
にこ「いや、どこからどう見ても海未ちゃんにこ」
23: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:25:38.54 ID:7VPxw8Ds0
海未「チッ、外した――」
穂乃果「ひぃぃぃぃ……! う、海未ちゃん!!」
海未「って、なんだ、穂乃果ですか」
24: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:26:35.01 ID:7VPxw8Ds0
海未「それにしても、どうかしたのですか、三人揃って」
ことり「どうもこうもねえよ! よくもまぁ、学校サボって呑気にこんなところで!」
海未「別にいいではありませんか。今日だけですよ」
25: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:27:41.92 ID:7VPxw8Ds0
海未「放課後練習の後、絵里が持ってきた饅頭、『ほむまん』。言わずと知れた私の好物です」
海未「しかし十二個という微妙な個数ゆえ、九人全員平等に行き渡りはしませんでした。穂乃果は食べなかったので、一個食したメンバーと二個食したメンバーがそれぞれ四人」
ことり「たしか海の字は、ことりに二個目のほむまんをくれたな」
26: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:28:26.17 ID:7VPxw8Ds0
穂乃果「どうして海未ちゃんが泣いてるの! どこに泣く要素があったの!!」
海未「うるさいです! 私はただ、ことりにほむまんを奪われたのが悔しくて悔しくて……」
にこ「女々しい女にこ」
27: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:29:45.51 ID:7VPxw8Ds0
ことり「とにかく、学校には来てもらうぞ!」
海未「仕方がありませんね。ではその代償として……」
ヌガシッ
28: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:30:53.23 ID:7VPxw8Ds0
園田海未
16歳。高校2年生。日舞の家元の娘だが、女々しく育ってしまった。
子供の頃から鍛えていた弓術を、気に入らない相手に向けて放つという無礼千万な女。ただただ自分に優しく、周囲の人間などどうでもいい。
悪事や怠けるといったことが大好き。穂乃果、ことりとは幼馴染。
29: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:32:18.89 ID:7VPxw8Ds0
海未「私にとって穂乃果とことりは、もう何物にも代えがたい、かけがえのない存在なのです……」
海未「それをここで葬り去るなんて……絶対にできません……!」
ことり「海の字……!」
30: ◆cd6kO1fkv6[saga]
2014/09/21(日) 21:33:18.05 ID:7VPxw8Ds0
☆ ☆ ☆
穂乃果「なんだかんだで学校に戻ってきました」
穂乃果「そういえば、なんで外に出てたんだっけ」
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