過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 10 【安価】
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◆GVCfHyzjmtRo
[saga]
2014/10/12(日) 01:38:39.75 ID:3vmZ1lMOo
※
>>892-894
「そう言えばエギル」
「なんだ?」
「祝辞をくれた時、何か他に言いたい事があったんじゃないか?」
「何故そう思う?」
「周りに聞かせにくい話でもあるのかと思っただけだが……」
トモミとエギルの個人情報に触れたから、結果的には正解だったのだろうが、
あれは俺も知っているからそもそもクラインが会話に参加してこなければ必要なかった情報で、
つまりそれ以前に何か事情があったのかもしれないと感じた、という、
ただそれだけの根拠にも乏しい思いつきだったのだが、幸いそう違ってはいなかった様だ。
「何、大したことじゃないんだがな……」
大方店の外だ、今なら聞かれる心配も殆ど無いだろう。
周囲を確認したエギルはお手上げだとでも言うように軽く両腕を持ち上げると、軽い調子で続けた。
「首尾よくあっちに帰る事が出来たら、あんたとトモミの事をご両親や祖父、俺の恩師に口添えしてやらないといかんと思ってな」
「厚意はありがたいが、その仮定はどうかと思うんだが」
「『帰る事が出来たら』じゃない、『帰ったら』だろう?」
「まあ、そうなんだが……一応念の為という奴でな」
「特にフロアボス戦では何があるか解らんからな……」
『俺の名はアンドリュー・ギルバート・ミルズ』
『万一の時はこの名をトモミのご家族に伝えるといい。……なに、そう悪い様にはならん筈だ』
『そんな万一は認めんし、そんな役回りは御免だぞ』
『人をメッセンジャー代わりに使おうとするな』
『何か現実に気がかりな事があるなら、自分自身の口で伝えて、自分自身の目で確かめろ』
『こいつは手厳しいな……』
「……すまんな、聞かなかった事にしてくれ」
「ああ、そうさせて貰う」
「しかしエギル……」
「なんだ?」
『安直な《プレイヤーネーム》だな』
『ぐっ……そいつはお前の嫁に言え』
『もう言った』
『そ、そうか……あんたらしいな』
『そいつはどうも、お褒めに預かり光栄だ』
『やれやれ、あんたみたいに本名と無関係な《プレイヤーネーム》にすれば良かったな』
『……なんだ、お見通しだったのか』
『一応礼を言っておくよ、Dr. Bagworm』
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