過去ログ - 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲×魔物娘図鑑】京太郎「魔物娘と迷宮攻略」【安価】

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7: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:47:28.80 ID:1ciSEx5jo

京太郎「（……でも）」

チラリと俺が見上げた家にはまったく人の気配がなかった。
この薄暗い霧の中で電気の一つもついておらず、怖いほど静まり返っている。

以下略

8: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:48:05.13 ID:1ciSEx5jo

京太郎「…ただいま」

短く告げた俺の声に答えるものは誰もいなかった。
両親は未だ独り身である俺に気を遣って、セックスする時は完全に音を遮断している。

以下略

9: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:48:35.07 ID:1ciSEx5jo

京太郎「（と言っても、本当に何もないところから生み出される訳じゃないらしいんだけど）」

俺も人間ではなくなったとは言え、そういった『魔法』が使える訳じゃない。
それらが使えるのはあくまでも異形となった女性だけのようだ。

以下略

10: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:49:04.08 ID:1ciSEx5jo

京太郎「…はぁ」

元々、おおらかだった上に『人間』を辞めた両親がその辺りの事を気にするはずがない。
こうして日がな一日何もしなくても、何も言わずに俺を養ってくれている。

以下略

11: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:49:31.43 ID:1ciSEx5jo

京太郎「（まぁ…とりあえず出来る事からやるか）」

大きな問題をそうやって棚上げしながら、俺はそっと両手の買い物袋を降ろす。
そのまま靴を脱ぎ、スリッパへと履き替えてからリビングへ。

以下略

12: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:49:58.72 ID:1ciSEx5jo

「今日は貴方に借金返済の催促に参りました」

京太郎「…はい？」

以下略

13: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:50:41.84 ID:1ciSEx5jo

京太郎「…こういうのって詐欺罪になるんじゃないですか？」

「安心して下さい。我が国の司法機能は現在、停止しております」

以下略

14: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:51:17.07 ID:1ciSEx5jo

京太郎「…俺にどうしろって言うんですか」

「……当然の事ですが、我々も須賀京太郎さんにこの借金を返しきれるとは思っていません」

以下略

15: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:51:46.28 ID:1ciSEx5jo

「無論、こちらも最大限に貴方の事をバックアップさせて頂きます」

「東京での生活資金、装備なども支給しますし…内部の探索に必要な協力者も既に準備しております」

以下略

16: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/09/23(火) 13:52:12.23 ID:1ciSEx5jo

「…どうでしょう、貴方にとって今回の話は悪いものではないはずです」

「少なくとも…国の全面的バックアップを受けて迷宮を探索出来る」

以下略

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