過去ログ - 元お嬢様「安価とコンマで忙しく生活」魔人「その4じゃ」
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990: ◆k9ih1s9J/w[saga]
2014/10/18(土) 01:18:38.57 ID:LSHyytYA0
ミドリ「引っ越した友達にもらった腕時計がとうとう壊れちゃってさ」

カノコ「ちょっと私に貸してみろ。……ちょちょいのちょいと、うん、余計に壊れた」

マナミ「何やってるのよ! ほら、錬金術で応急処置するから私に預けて」

ミドリ「う、うわ! マナミさんに渡したらなんでも爆発する!」

マナミ(ミドリさんはカノコさんのお友達らしい。細かいことを気にしない明るい子で私もすぐに親しくなれた)

ミドリ「マナミさん、一人また最近知り合った子がいるんだけど、連れて来てもいいかな?」

マナミ「いいわよ。できるだけ賑やかなアトリエにしたいもの」


リディア(いい本ないかな……)

リディア「……いたっ」

読書家「すいません、お怪我はないですよね」

リディア「わ、私に触れないでちょちょちょうだいっ!?」

読書家「は、はあ」ソソクサ

リディア(またやってしまった……)

リディア(……私は幼いころから人見知りでまともにお話できたことが無い)

リディア(……いくら練習しても、いきなり話しかけられると何も考えられなくなる……。いっそ、時を戻して何もかもやりなおせたらいいのに……)

ミドリ「やっほー、リディア!」

リディア「ひ、ひぃやぅ!?」

ミドリ「相変わらずね、リディアは。今日はお誘いに来たんだよね。実は――」


ミドリ「それでさ、リディアも魔術師になって、あたしたちの仲間にならないかなって」

リディア「……む、無理だよ、そんな、知らない人たちと……」

ミドリ「自分を変えちゃえばいいんだよ! 魔法があればそれができるんだから!」

リディア「そ、そんなの……奇跡でも起きない限り……」

ミドリ「奇跡も、魔法も、あるんだよ!」

リディア「……!!」


ミドリ「みんなにお願いがあるんだ。……ねえ、あたしたち、魔法少女を名乗らない?」

カノコ「あ? なんだそれ恥ずかしいな。ま、今さらか」

マナミ「……リディアさんに何か関係が?」

ミドリ「うん。あの子、別人になりきることで人見知りを克服できるんじゃないかって思うんだ」

カノコ「なるほど、仕方ないな」

マナミ「それなら賛成よ!」


ミドリ「……けほっけほっけほっ! ぜー、ぜー……」

ミドリ(魔法があれば自分を変えられる、か)

ミドリ(身体強化魔法が無ければ陰気ガイコツのまま死んでたあたしが言うと重みが違いますなー、なんてね)

ミドリ(無理に魔法を使うと命が縮んじゃうんだけど……友達のためだから仕方ないよね?)


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