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2014/09/24(水) 19:49:34.55 ID:f9ctbsDE0
上埜さんのほうから手を伸ばす、その女はためらいつつもゆっくり上埜さんの手を握り返しました…
あの、嫌な予感は本当だったんだわ…
私の上埜さんに…
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2014/09/24(水) 19:51:03.07 ID:f9ctbsDE0
二人は仲良く道を歩いて行きました。夕陽を背に、二つの影が消えるのを呆然と眺めるしかない私の姿は傍目から見ても滑稽でしょう…
あぁ、どうすれば…何を信じればいいのですか上埜さん…
その時、私の脳裏には煙が立ち昇るように、ある考えが浮かびあがってきました。
19:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 19:51:53.10 ID:f9ctbsDE0
久「最近、誰かに付けられてるような気がするのよね…」
まこ「お前さん、また他校の女子にちょっかいだしてるんじゃなにのかのう?」
優希「部長が口説いた女の子がそのままストーカーに…」
20:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 19:52:58.40 ID:f9ctbsDE0
まこ「まぁ、少しでも思い当たる節があるのならこれからは自重すべきじゃのう」
久「うぅ…」
和「そうですよ、部長は少々軽すぎます」
21:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:02:54.09 ID:f9ctbsDE0
まこ「ほう…でも、昨日はあんなに仲良さそうにしとったじゃないか」
久「あれはたまたま…」
優希「部長も好い加減にしないといつか刺されるじぇ」
22:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:24:30.43 ID:f9ctbsDE0
私たちの、二人だけの完璧な世界に彷徨く泥棒猫さん…
何処の誰だか突き止めて、あなたは上埜さんに好意を持っているようだけど、上埜さんはあなたには全然興味がないということをわからせてあげないと…
ふふ…待っていて下さいね。
23:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:25:00.46 ID:f9ctbsDE0
久「♪」
「やぁ!久、待ったかな?」
やっぱり…
24:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:25:34.61 ID:f9ctbsDE0
久「そうそう、昨日美穂子からも言われたのよ、秋のコクマについてだけど…」
よく見れば昨日の泥棒猫とは全く違うようです。どうやら彼女は私の上埜さんと秋の大会についての話をしたいようですね。
上埜さんは清澄麻雀部という立場から、他校の部長とも交流があっても仕方がありません。
25:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:26:06.29 ID:f9ctbsDE0
ゆみ「そうか…残念だな」
どうやら上埜さんはこの女の邪な企みに気付いたようですね。
久「ごめんね、また誘ってちょうだい」
26:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:26:50.93 ID:f9ctbsDE0
上埜さんとは一旦別れ、私はこの女を見張ることにしました。
ゆみ「さて、モモが待っているし早く帰るか」
辺りがしんと暗くなり、カラスの声も次第に聞こえなくなってきました。
27:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:27:25.90 ID:f9ctbsDE0
彼女はこの辺りの地理には詳しくないようで、自ずと人気の無い場所へと向かってくれるので好都合ですね。
ゆみ「しまった…道を間違えたか?」
彼女がスマホを取り出しそれを眺める、地図アプリに気を取られているのでしょうか…チャンスですね。
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