22:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:24:30.43 ID:f9ctbsDE0
私たちの、二人だけの完璧な世界に彷徨く泥棒猫さん…
何処の誰だか突き止めて、あなたは上埜さんに好意を持っているようだけど、上埜さんはあなたには全然興味がないということをわからせてあげないと…
ふふ…待っていて下さいね。
23:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:25:00.46 ID:f9ctbsDE0
久「♪」
「やぁ!久、待ったかな?」
やっぱり…
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2014/09/24(水) 20:25:34.61 ID:f9ctbsDE0
久「そうそう、昨日美穂子からも言われたのよ、秋のコクマについてだけど…」
よく見れば昨日の泥棒猫とは全く違うようです。どうやら彼女は私の上埜さんと秋の大会についての話をしたいようですね。
上埜さんは清澄麻雀部という立場から、他校の部長とも交流があっても仕方がありません。
25:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:26:06.29 ID:f9ctbsDE0
ゆみ「そうか…残念だな」
どうやら上埜さんはこの女の邪な企みに気付いたようですね。
久「ごめんね、また誘ってちょうだい」
26:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:26:50.93 ID:f9ctbsDE0
上埜さんとは一旦別れ、私はこの女を見張ることにしました。
ゆみ「さて、モモが待っているし早く帰るか」
辺りがしんと暗くなり、カラスの声も次第に聞こえなくなってきました。
27:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:27:25.90 ID:f9ctbsDE0
彼女はこの辺りの地理には詳しくないようで、自ずと人気の無い場所へと向かってくれるので好都合ですね。
ゆみ「しまった…道を間違えたか?」
彼女がスマホを取り出しそれを眺める、地図アプリに気を取られているのでしょうか…チャンスですね。
28:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:27:56.81 ID:f9ctbsDE0
ゆみ「!?」
やりました!
鈍くとても大きな音を立てると、彼女はすぐさま前方へ血を流しながら倒れました。
29:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:28:23.72 ID:f9ctbsDE0
ゆみ「や、やめ…」
もう一度、彼女の頭の上に石を振り下ろそうとした時です。
向こうより人の声がして私はふと石を地面に置きました、どうやら大声の出し過ぎで気づかれてしまったようです。とにかく他の人に見つかってはこの計画が台無しです。
30:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:28:52.71 ID:f9ctbsDE0
「おい!大丈夫か!今救急車を呼ぶからな」
ゆみ「す、すみません…」
次の日…
31:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:29:22.97 ID:f9ctbsDE0
モモ「先輩、りんご剥けたっすよ」
久「それにしも突然ゆみが病院に運ばれたと聞いてびっくりしたわ」
蒲原「ワハハ、それにしも通り魔に襲われるなんてな」
32:21¥250ー[sage saga]
2014/09/24(水) 20:30:03.39 ID:f9ctbsDE0
ゆみ(あれは…あの見覚えのある金髪と風越の制服は、確かに福路だった…)
ゆみ(しかし、それは私の勘違いかもしれない…幸い襲われたのは私一人だ、私の証言で悪戯に福路が疑われることになるようなことは避けたい)
ゆみ「本当に残念だよ…」
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