3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/24(水) 19:43:07.55 ID:ADCzfUY40
なのに彼はそんな私に気付いて声をかけてきた、急に私にアイドルにならないかと誘ってきた
普段人と話す時にオーバーヒートして働こうとしない私の頭は、いつも通り働こうとはしない
当たり前だ、知ってる人とも上手く話せないのに……知らない人だぞ、アイドルにならないかとか言って来るんだぞ
でも、何故か口だけは勝手に動いた
頭は真っ白のままなのに、勝手に言葉は紡がれていく
「なる、アイドルでも何でもなりますよー…フフ」
出来上がった拙い言葉は自分でも聞き取り辛くて
錆びた機械のようにぎこちない私の声、相手に聞こえてないことを心から祈ったのに、彼はそんな私の答えに微笑んだ
そして私は……なんでもなれるなら、キノコになりたかったはずなんだが……アイドルになることになってしまった
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