過去ログ - 魔法少女は衰退しました らすと しーずん
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◆HYvP9smHgsVn
[saga]
2014/09/29(月) 12:56:25.77 ID:vbkXRYm/0
ほむら「……そうですねぇ。確かに愚かかも知れません。傲慢が過ぎるのも、割とそうだと思いますし」
ほむら「でも”我々”から見たら、あなた達も相当な愚か者ですけどね」
疾患QB「……なんだって?」
ほむら「一つ、助言してあげましょう。”先駆者”としての助言です」
ほむら「あなた達の文明は最適化の繰り返しによってそこまで発展した」
ほむら「今では宇宙の隅々にまで版図を広げ、物理法則を捻じ曲げるほどの科学力も手にした」
ほむら「でもそれ、頭打ちになっていませんか?」
ほむら「新たなエネルギーが何処にも見つからない。見つけても時間稼ぎにすらならない」
ほむら「研究中の技術は現在の理論では解決不可能な問題が生じ、先に進めない」
ほむら「あなた達は今、自力では越えられない壁に直面しているのではありませんか?」
ほむら「最適化し尽くしちゃって、どうにもならなくなってませんか?」
疾患QB「……………」
ほむら「最適化は一見進化のようで、袋小路に逃げ込んでいるだけ。待っているのは、細い細い一本道だけ」
ほむら「それは、自ら終わりを目指して突き進んでいるようなもの」
ほむら「あなた方の方法では、宇宙は救えません」
疾患QB「……確かに、現状僕達のテクノロジーは停滞している」
疾患QB「それで? 君には手があるのかい?」
疾患QB「この冷えていく宇宙を救う」
疾患QB「”誰も犠牲にならない”方法なんてものがさ」
ほむら「――――多様性を持ちなさい」
疾患QB「……多様性?」
ほむら「全てと手を取り合い、全てと心を繋ぐ」
ほむら「木々が枝を伸ばすように、行く先を広げていく」
ほむら「中には折れてしまう枝もあるかも知れない。育ちにくい枝もあるかも知れない」
ほむら「だけどその先は、無限に広がる世界がある」
ほむら「それだけが、単一で越えられない壁を越える唯一の術ですよ」
疾患QB「ふん。くだらないね」
疾患QB「僕達だって、同程度の水準に達した他の文明と技術交流は行っている」
疾患QB「それでも壁は越えられないんだ」
疾患QB「多様性でどうにか出来る問題じゃないんだよ」
ほむら「ふふ。分かってませんね。本当に分かってない」
ほむら「だけど今はまだ、あなた達を救えないのも事実」
ほむら「だからこう言うしかありません」
ほむら「宇宙どころか地球を救えるだけの力すらない身ではありますが」
ほむら「何時の日か、必ず全てを救ってみせます」
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