過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』 第二幕
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419: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2015/10/05(月) 01:56:42.72 ID:f3Lfubnuo

急いでいない割に、必死さや切迫感が妙に滲んでいる気がした。

むろんヨノワールの事情など、ミュウツーの知ったことではない。

だが、うっすらと伝わる熱意を邪険にする気にもなれなかった。


ミュウツー『読んでやりたいのは、やまやまだがなぁ』

ジュプトル「おまえなら、よめるでしょ?」

ミュウツー『そうでもない』

ジュプトル「でも、おれより ずーっと わかる」

ミュウツー『それは……五十歩百歩というか』

ジュプトル「ごじぅ……?」

ダゲキ「ごでゅ」

ミュウツー『あまり変わらないと言っているのだ』

ジュプトル「あ、そ」

ダゲキ「した かんだ」

ミュウツー『ばか』

ジュプトル「おれ、かんでない」

ミュウツー『それこそ五十歩百歩だ』

ジュプトル「……じゃあ だれも、よめない? ダゲキも?」

ダゲキ「ぜんぜん、よめない」

ジュプトル「えー、なんでぇ」

ミュウツー『なんでと言われてもな』


ジュプトルは不満そうだ。

どうやら、今の自分たちでは期待に沿えないらしい。

それは、とても残念なことであるように思う。


ジュプトル「だめ だって」

ヨノワール「……そうですか」


ヨノワールを落胆させてしまっただろうか。

ジュプトルも、『ミュウツーなら』と多少の期待を抱いていたに違いない。

それを、裏切ってしまったことになるのだろうか。

無力なものだ。




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