過去ログ - ミュウツー『……これは、逆襲だ』 第二幕
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426: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2015/10/05(月) 02:00:17.45 ID:f3Lfubnuo

ミュウツー『手紙か』

ダゲキ「うん」

ミュウツー『……わかった』


そう答えると、ダゲキは引き攣った笑顔らしいものを見せた。

こういう奴だと知らなければ、とてもこれが笑顔だとは思うまい。


ミュウツー(こいつの場合、顔に怠け癖がついたに違いないがな)


ジュプトルが上から覗き込み、爪のある手でダゲキの頭を叩いていた。


ミュウツー『では、お前たちは、みんな行くと』

ミュウツー『そういう話でいいんだな?』

ヨノワール「はい」

ジュプトル「うん」

ミュウツー『お前は、このあいだ渡した絵本を忘れるなよ』

ダゲキ「わ……わかった、ちゃんと もっていくよ」


長く数の少ない指を一本ずつ折りながら、何かを算段している。


ジュプトル「……あ、チュリネは? どうする?」

ダゲキ「あ……」

ミュウツー『そういえば最近あまり顔を見ないが』

ミュウツー『こんな話を知れば、行きたがるだろうな』

ダゲキ「でも、ぼくは いかないほうが いい……とおもう」

ジュプトル「……おれも、そう おもう」

ミュウツー『きっと怒るぞ』

ダゲキ「……」


ダゲキはめんどくさそうに顔を顰めた。

何を想像したのかは、容易に予想がつく。


ミュウツー『あとになって知られたとき、置いていった理由を言えるか?』

ミュウツー『私は言わないぞ』

ダゲキ「……ぼくが いう」

ミュウツー『相当の覚悟をしておけよ』

ダゲキ「う……うん」




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