476:ベルトコンベア ◆EwTy/47GRIPz[saga]
2015/12/19(土) 00:34:18.58 ID:ZYGtLfQD0
――AM10:50――
男「――はぁ……はぁ……。ここまで来れば、大丈夫かな……」
男「……イッ! ……友には、助けられたなぁ」イテテ…
男「『おすすめの場所』っていうのは、昨日行ったカフェの事だよな。向かわないと……」
男「……遠いな。でも、そこに行くしか……もうどうしようもないし――」スタスタ
「――ったく、なんで私たちがこんなことしなくちゃいけねーんだろうな」
男「――っ!」ビクッ
「おいっ! ヤンキーさんが聞いてたらどうするんだよっ!!」
男(……とっさに隠れちゃったけど……。ヤンキーの仲間の人たちか……?)
「こんなとこに居るわけねーだろ。……しかし、この男ってやつなにしたんだ? 私たち総出で探させるなんて……」
「知らないよ。でも、珍しく切羽詰まってる感じだったよなー……」
男(ヤンキーさんが、俺を探してる……? ……俺のことを心配してくれてるのかな……)
男(……いま、ここで見つかってヤンキーさんのとこに行った方が安全か……? ヤンキーさんなら、話も通じそうだし――)
「それにしても、ヤンキーさんと一緒に居たあのガキはなんなんだ? 妹か?」
男「――っ!!」
「妹が居るなんて聞いたことないけどなぁ……。なんか、変なガキだよな……。子供なのに、子供じゃないっていうか……」
「はぁ、まぁいいや。とりあえず、行こうぜ」
「そうだなー……――」
男(――妹……。ヤンキーに妹が居るなんて聞いたことないし……。たぶん……、いや、幼女ちゃんに間違いない……よな……)コソコソ
男「……あの二人って知り合いだったのかな……? ……違うか、動物園で会ったのが初めてみたいだったし……」
男「……協力してるっていうか……。たぶん、幼女ちゃんに利用されてるのかな……」
男「何はともあれ、これでヤンキーさんに見つかるわけにもいかない、か……」
男「……行こう。見つからないように……」
男「はぁ……違う意味で頭が痛くなってきたぜ……」
「やっと見つけた、男……」
男「……お……幼馴染……?」
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