過去ログ - 【ごちうさ】ハッピーの素はあんこ【あんこ×ティッピー】
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◆AkH/4.EZSk
[saga]
2014/09/28(日) 22:34:03.07 ID:Gk9VWpID0
そんな日々が続いたある日
その日はタカヒロが不在でいつもより店を早くに閉めることになっていた。
そんな中、ココアがあることを切り出した。
「ねえ。チノちゃん、リゼちゃん。」
「今日の夕方、みんなで千夜ちゃんの家に遊びに行こうよ」
「なんだ唐突に?」
「まぁこの後は特に予定も無いから構わないが」
「私も特に用事は無いのですが……その…」
チノは相変わらず精神面が不安定なティッピーをチラりと見る。
それに気付いたのかココアはここぞとばかりに
「ならティッピーも連れて行こうよ」
「お父さんのあんこも居るし、ティッピーもきっと喜ぶよ!!」
「うん。そうするべきだよ!!」
そう目を輝かせながら、いつも以上に強引に迫ってくる。
なんとしてもチノとティッピーをセットで連れて行きたいというのがその態度から丸わかりである。
「……いえ……それはその逆効果かと…」
そう小さく呟いたがココアには聞こえなかったようで、なお連れて行くことを勧めてくる。
ただでさえティッピーがこうなっている原因の居る甘兎庵へ連れて行くのを出来れば避けたかった。
だが、こんなに嬉しそうなココアに対してそれを言うことは憚られ結局言えずにいた。
かといって今のティッピーを一人にするのは心配である。
そんな困り果てたチノを察したのかリゼが
「落ち着けココア。チノが困ってるだろ」
まずココアを制止する。
続けて
「なあチノ。確かに今のコイツを外に連れて行くのが心配なのはわかるが、それでもたまには気分転換としてはいいんじゃないか?」
「最近はずっと家に篭りっきりだろ?」
チノとココアの両方の気持ちを汲んだ上で、ココアのように押し付けるのではなく説得をする。
無論彼女なりにティッピーとチノを心配しており、事の顛末を詳しく知らないリゼはこれがいい気晴らしになればとも思っていた。
そしてチノの頭に軽く手を置いてから
「それに私も一緒に行ってやるからココアがこれ以上暴走したら任せておけ」
そう胸を叩いていった。
「酷いよっ!リゼちゃん!!」
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