過去ログ - 【ごちうさ】ハッピーの素はあんこ【あんこ×ティッピー】
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23: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2014/10/04(土) 23:18:54.58 ID:Shm1EdR30
「えへへ。良かったー。チノちゃんも喜んでくれて。」

ココアが頬を掻きながら照れくさそうにしている。

「それじゃあ、早速始めましょう」

チノたちが落ち着いたのを見計らい、いつの間にかシャロから引き剥がし、蝶ネクタイでのおめかしまでさせたあんこを抱えながら千夜が笑顔で式の決行を告げた。

「そうだね」
「それじゃあ、ティッピーもこれを」

そう言いながらココアがチノの腕の中のティッピーにもヴェールでおめかしをし、そしてチノの手を取り台の前へと移動する。

「じゃあチノちゃん。ティッピーをココへ」

チノは言われるがままティッピーを式台の中心へと降ろし、ココアと共にその場を離れる。

「ほら、あんこ。晴れ舞台よ。頑張って!!」
「・・・」

あんこも千夜の腕から台の上へと降ろされ、トコトコとティッピーのいる中心へと歩き始める。

そしてティッピーの目の前に立った瞬間――

「ノオオオオオ」
「(チノにはああ言ったが、それとこれとは話が別じゃああああ)」

ティッピーは雄叫びを上げながらあんこを突き飛ばし、台から飛び降りると同時に全力で部屋から飛び出していった。

「・・・」

だがあんこもすぐさま起き上がり駆け出す。
ティッピーの逃げた方向へと。

「えっ?ティッピー!?あんこ!?」

「あらあらティッピーも意外と恥ずかしがり屋さんだったのね」

予想外の展開に驚きを隠せないココアと、口に手を当てながら「やっぱりお似合いの二人だ」とますます嬉しくなる千夜。

「きっと皆が居る前じゃ恥ずかしくなったのよ」

「そっかーもうビックリしちゃったよ。」

「そんなこと言ってないで追いかけるぞ。行くぞシャロ」

「は、はい」

相変わらずマイペースなココアと千夜をよそにリゼが二羽の後を追うため部屋を出て行き、その後をシャロとチノも追う

「(おじいちゃん)」


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