過去ログ - 【ごちうさ】ハッピーの素はあんこ【あんこ×ティッピー】
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51: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2014/10/08(水) 19:48:36.00 ID:MqhsG9Ao0
「それじゃぁ千夜さん。また」

先程までココアの腕に抱かれていた二羽の仔ウサギは今は千夜の抱える四角いキャリーの中に居た。

「またね千夜ちゃん、あんこ、チビ白たち」
「今度はリゼちゃんも連れて会いに来るからね」

店先で見送りに出てきてくれている千夜に別れの挨拶をするも、ココアはやはり二羽に対して未練があるのか、なかなかキャリーの前から動こうとしなかった。

今後、この二羽は約束どおり千夜とあんこが宇治松家で育てる事となる。
千夜は「本当にどっちもあんこそっくりね」と、この二羽の事を気に入ってくれていた。
ただ、それでも千夜は出来れば一羽はティッピーそっくりの方が良かったようなのだが、これにはティッピーの精神面を考慮してのものもあった。

何故ならティッピーは三羽の面倒をちゃんと見ていたのだが、姿、特に片方は雰囲気まであんこにそっくりなこの二羽へはどこか苦手意識があるらしく、チビ黒に対してよりも距離を取りがちとなっていた。
育児放棄などをするとは思えないが、やはり今後の事を考え、あんこ似の二羽は宇治松家に引き取って貰うことにしたのであった。

そう決まった際には、この二匹を特に可愛がっていたココアが「う〜」と不服の声をあげていたが仕方が無い。
千夜の「甘兎庵へ来ればいつでも会えるから」という説得で渋々ながら納得をしてくれた。
先程まで特に念入りに二羽をもふもふしていたのもそのせいであろう。

そして肝心の父親のあんこであるが、あんこも出産後も千夜と共に何度かラビットハウスを訪れ、その度に仔ウサギたちと顔を合わせてはいるものの、毎回反応らしい反応は得られなかった。

仔ウサギたちはこれが自分たちの父親と分かっているのかどうかはわからないが、毎回あんこに擦り寄り臭いをかいだり、体や頭を齧ったりと傍から見れば懐いている様にも見えたが、それでもあんこは相変わらずであった。

思わずチノもティッピーも「本当にこの仔たちが自分の子供だと分かっているのか?」と心配になるくらいであった。

そして現在も千夜の持つキャリーの上にちょこんと鎮座している。

だが、その視線だけはどうにも終始自分へ向けられている気がしてならないと、ティッピーは内心何とも言えぬモノを感じていた。



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