過去ログ - 【ごちうさ】ハッピーの素はあんこ【あんこ×ティッピー】
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81: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2014/10/14(火) 21:08:15.35 ID:JR1CpD+00
―エピローグ―

それから月日は過ぎ

甘兎庵へ引き取られたチビ黒は今ではあんこと共に台座に座り、看板親子うさぎとして客たちを和ませていた。

チビ白らもチノが思わず嫉妬してまうほどココアに可愛がられながら成長し、その人懐っこさも有り今ではラビットハウスを訪れる客たちにも可愛がられていた。

ただの兎になってしまったティッピーもまた我が子とともに平穏な時間を過ごしていた。

そして今日はティッピーとチビ白たちはチノたちに連れられて甘兎庵へと訪れていた。

久しぶりに夫婦親子で水入らずの時を過ごせる日なのである。

あんこはティッピーを確認するや否や子供たちの前にもかかわらず以前と変わらず飛び掛り求愛をするが、ティッピーはもう以前のように逃げたりはしなかった。

子供たちもその周りで久しぶりの再会を喜んでるのかじゃれあっている。

隣の部屋ではココアが今にもモフモフしたいと暴走しそうになりながらそれを眺め、チノがハラハラしながら更にそんなココアを見張っていた。

千夜も「あんなに人見知りで恥ずかしがり屋くんだったあんこがあんなに立派になって」と、まるで母親の様に微笑ましく見つめていた。

「……さようなら。おじいちゃん」

「ん?何か言った?チノちゃん」

「いいえ。なんでもありません」

優しい日差しが彼らを包み込む。

これからも平穏な時間だけがゆっくりと過ぎていくのであろう。



END


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