過去ログ - 【安価】八幡「やはり俺の学校の裏サイトは間違っている」
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◆7kruj7WBz6
[saga]
2014/09/26(金) 19:46:18.58 ID:jOmSFI6K0
「……お兄ちゃん、部屋で何か発狂してると思ったらこれだったんだね」
リビングに置いてあるPCの電源を落として、小町はうんと伸びをした。
八幡の部屋がやたら騒がしくなり、地団太を踏んだり枕を壁に叩きつけているような音が聞こえて最初は何事かと思った。
ふたを開けてみればこれである。
(まあ友達と仲良くしたい気持ちはわかるけど、男の子相手に独占欲むき出しにするのは小町的にポイント低いよ……男の子……だよね?)
呆れてため息を吐き、小町は椅子から立ち上がった。
幾分か軽く感じる足を動かして兄の部屋に上がる。
恐らく兄のものであろう妙にひねくれた書き込みも最後には落ち着いていたし、彼なりに内心の整理がついたのだろう。
男友達でこれとなると、小町がいつか彼氏なんかを連れてきた日にはどうなるだろうかと先が思いやられる。
でもきっと、八幡は八幡なりに他人を思いやっているのだ。それの証拠を見ることができただけでも小町としては大満足である。
――が、それはそれ、これはこれ。
「さ、説教しよ」
ネット上とはいえ恋する乙女を煽りまくったのは許されない。小町はニコニコといい笑顔を浮かべながら、兄の部屋のドアを叩いた。
【やはりネットでの恋愛相談はメシマズである】完
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