過去ログ - 魔王「はぁ・・・。また女勇者がきたのか・・・」
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2014/09/26(金) 16:09:15.22 ID:co3F2N0Y0
側近「今月8回目でございますね。」
魔王「いくら和平が済んだからといって仮にも魔王の城に友達感覚で来るか?」
側近「魔王様にも問題があるかと、、、」
魔王「・・・? なんだそれは?」
側近「はて。おや?参られたようですね。」
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2014/09/26(金) 16:10:52.15 ID:co3F2N0Y0
女勇者「魔王ーーー!!いるかーーー!!」バッターーン!
魔王「魔王城に魔王がおらんわけなかろう。それにもう少し静かに入ってくれんか。」
女勇者「おお魔王!私はお前に会いたくてわざわざ来たというのにそのテンションの低さは何だ!」
以下略
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2014/09/26(金) 16:12:18.98 ID:co3F2N0Y0
大広間
女勇者「ふぃ〜〜。ごちそうさま!」
魔王「満足したか?」
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2014/09/26(金) 16:14:13.72 ID:co3F2N0Y0
魔王「それで、女勇者よ。」
女勇者「ん?」
魔王「今回は何用だ?」
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2014/09/26(金) 16:15:19.25 ID:co3F2N0Y0
魔王「ならばよい。信用はしている。」
女勇者「”は”ってなんだよ、”は”って。」
魔王「さあな。」
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2014/09/26(金) 16:16:07.77 ID:co3F2N0Y0
女勇者「オホン。それでびびった奴らに家畜襲う理由を聞いたら、あの地区半年前の雨続きで作物が不作なんだってさ。」
魔王「あそこは湿地だ。今に始まった事ではあるまい?」
女勇者「ところが最近重大な事が起こってオークの数が増えた。」
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2014/09/26(金) 16:17:07.17 ID:co3F2N0Y0
女勇者「そこでだ。魔王、北の荒野って空いてるか?」
魔王「北の?別に重要な所ではないが。あそこは本当に何もないぞ?作物を作ろうにも雨も降らん。」
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2014/09/26(金) 16:19:32.52 ID:co3F2N0Y0
1ヶ月後 荒野
オーク「オラー!きびきび働けー!」
若いオーク「ウーーッス!」
以下略
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1
2014/09/26(金) 16:20:22.67 ID:co3F2N0Y0
1ヶ月前 魔王城 大広間
魔王「正気か?」
以下略
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2014/09/26(金) 16:21:13.29 ID:co3F2N0Y0
女勇者「要は希望が見えなくて怖いんだよ。自分たちの数は増える、でも食料は今までのまま、その結果は」
魔王「略奪と争い。これは戦争の火種だ。」
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2014/09/26(金) 16:23:03.97 ID:co3F2N0Y0
魔王「夢物語だな。」
女勇者「今はね。だけど、」
魔王「余とお前なら出来ないことはない。だな」
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2014/09/26(金) 16:23:36.18 ID:co3F2N0Y0
女勇者「正直不安だったんだ。でもオーク達には任せろって啖呵きっちゃったし、魔王が無理って言ったらどうしようとか。」ウルウル
魔王「ふん。あまり余を見くびらないことだな。」
女勇者「え?」
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2014/09/26(金) 16:24:39.86 ID:co3F2N0Y0
1ヶ月後 荒野 施設建設現場
オーク「あの提案が無かったら今頃俺達は山賊でもやるしか無くなって討伐されてたんだわ。だから姉さんは俺達の命の恩人なんでさ。」
以下略
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2014/09/26(金) 16:25:29.65 ID:co3F2N0Y0
魔王「・・・」
側近「いかがなされました?」
魔王「いや、、」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/09/26(金) 16:42:39.59 ID:oDBP5aUoO
みてるよ
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2014/09/26(金) 17:11:32.19 ID:co3F2N0Y0
1週間後 魔王城 謁見の間
側近「魔王様。」
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2014/09/26(金) 17:12:20.25 ID:co3F2N0Y0
魔王城 庭園
女勇者「ん〜〜☆」
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2014/09/26(金) 17:18:50.80 ID:co3F2N0Y0
女勇者「ありがとう。魔王は人間界が3つの王国から成っているのは知ってるよね?」
魔王「ああ。それぞれが特徴を持つ栄国だと聞いている。」
側近「豊かな四季と作物に恵まれ、武力こそ他国に劣るものの、堅牢な防壁と慈しみの教育で他国と心で繋がるペルノウス。」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/09/26(金) 17:25:04.32 ID:H45X7hcRO
久しぶりの魔王と女勇者!期待!
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2014/09/26(金) 17:39:10.65 ID:co3F2N0Y0
魔王「うむ。だからこそ不可能と思われた和平が実現したのだ。」
女勇者「正直ここまですんなりいくとは思わなかったよね。どの王様と女王も二つ返事でOKだったもの。」
魔王「皆望むものは一つだったということだ。それがどうした?」
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2014/09/26(金) 17:40:11.29 ID:co3F2N0Y0
女勇者「私は女だからそういう強さを競いたいってのはよくわかんないんだ。だからどうしたらいいかなっt、なによ?」
魔王「お前、本気で言ってるのか?」
側近「以前、魔界トーナメントで優勝されたときは鬼神の強さで笑いながら相手を薙ぎ払われております。」
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