8: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/09/26(金) 23:11:35.77 ID:FvekZ5yd0
さっきは香りを楽しむだけでしたが、今度は升に口を付け、そのまま軽く傾けると常温のお酒が口の中に流れ込んできました。
艶やかな飲み口にほんのりとした甘み。
けれどしっかりとした旨みも併せ持っていて、普段口にするようなお酒とは一線を画しています。
空に浮かぶ月を眺め、幸せそうにお酒を口に運ぶあずささんを見ながら、また升を傾ける、それだけで充分美味しく感じられますね。
「綺麗なお月様と美味しいお酒、それに音無さんがいるなんて本当に贅沢な気分です」
衒いなくそんな事を言うものだから、口に含んでいたお酒を吹き出しそうになってしまいました。
本当にこの人は無防備ですね……。
「月とお酒は分かりますけど、私なんていても別に贅沢じゃないですよ?」
これだけは訂正しておかないと各所から怒られますからね!
私が全力で否定すると、あずささんはむくれて拗ねたような態度になりました。
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